この記事の読者は累積779人です。
 
密室家庭は人間をダメにする
360188 過干渉=カーリング育児
 
匿名希望 20/09/15 PM05 【印刷用へ
「過干渉育児」の恐ろしい弊害 子育ては根気が一番
より引用
リンク

■親が見守ってくれているから、子どもは安心して遊べる
 「子どもになんでもかんでも手出し口出しするのはやめてくださいと言うと、なぜか全く子どもに関わらなくなってしまう極端な人もいます。過干渉がダメならば無関心(ネグレクト)になるというのは、大きな勘違いです。

 では親はどうするべきなのか。子どもには“一人で遊ぶ力”がもともと備わっているので、子どもが遊んでいるのをただ見守ってあげればいいのです。こう言うと、またスマホをいじりながら、全く子どものことを見なくなってしまう人が多いのですが、それではいけません。子どもは一人で遊んでいるように見えても、時々親が自分のことを見てくれているか、確認しています。そのとき、親が自分のことを見守ってくれていると感じると、安心して、また自分の遊びの世界に戻っていけるのです」

 余計な手出し、口出しをせず、子どもがすることをじっと見守る。言葉にすると簡単ですが、これができている人は実はごく少数ではないでしょうか。忙しい共働きのママ・パパは、少しでも空き時間があれば、あれをしよう、これをしようと、あくせく動いてしまいます。そうではなく、じっと子どもがやっていることを見守って、子どもが失敗しようが何をしようが自由に遊ばせる。「子育ては根気が一番大事」と諸富教授は指摘します。

 「欧米人の親は、例えば子どもがパン屋で好きなパンを選ぼうとしているとき、どんなに時間がかかっても子どもの決断をじっと待ちます。ところが日本人の親は待ちきれず、すぐ『これにしたらいいんじゃない?』などと、自分の都合で選ばせたりしてしまいます。これでは子どもの“自分の人生を自分で決めて、自立して生きていく力”は育ちません。誰もが『共働きで忙しいから』『待っている時間がないから』と言い訳しますが、共働きなのは海外の親も同じ。子どもにかける時間の使い方が、日本と欧米では違うように思います」

■本当に勇気が要る「見守り育児」
 アドラー心理学を広く認知させるきっかけとなった大ベストセラー『嫌われる勇気』の共著者、岸見一郎さんも、過干渉育児に警鐘を鳴らす一人です。

 「子どもがやることを先回りして、手出し口出しするほうが、親としては実は楽なのです。色々注意して、言うことを聞かせたほうが育児をした気になるからです。

 あえて手出し口出しせず、見守るという選択をするほうが、勇気が要る行為です。周りから、『あの人は子どもの面倒をちゃんとみない親だ』などと後ろ指をさされるかもしれません。でもそんな声に耳を傾ける必要はないのです。子ども自身が『これをやろう』と決意し、自ら動き出すのを待つ。そして親は子どもに指示してやらせるのではなく、子どもがやろうとしていることを援助する。そうすることによって、子どもは自立し、自分で生きていく力を育むのです」

 手出し口出ししないといっても、命に関わるようなケガをしそうなときや、誰かを傷付けてしまいそうなときは「ダメ!」と注意しなくてはならないと、諸富教授も岸見さんも声をそろえます。

 「“見守る”とは、裏を返せば“いつでも出ていけるように用意しておく”ことでもあります。子どもの行動に意識を向けず、スマホばかり見ていたら、子どもが危ない場面に遭遇したときに、ぱっと俊敏に動くことはできないはずです」(岸見さん)

 この特集では、子ども自身がするべきことやぶつかる障害などを親が先回りして片付けたり、排除したりしてしまう育児を、氷上でストーンを滑らせるスポーツになぞらえて「カーリング育児」と定義しました。子どもが自分で対処すべきことに対して、ストーンの前の氷をブラシで掃くように、先回りしていませんか?
 
  List
  この記事は 359998 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_360188
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
360258 「ぼーっとする時間」が子供に大事な理由 孫悟空 20/09/17 PM06

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献


『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp