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市場は環境を守れない、社会を統合できない
353691 グローバリズムの結果は世界の不安定化
 
加賀正一 ( 40代 神奈川 建築設計 ) 20/02/12 PM10 【印刷用へ
安い賃金などの価格格差を当て込んで、生産力を海外移転してきた結果、例えばアメリカの国内の生産力の空洞化や失業の問題が表面化している。加えて、今騒がれているようなウィルスの問題などが深刻化すると、他国の事情に左右されて製品供給もままならない、といった企業の破綻も起こりかねない。

物の価値や生産の在り方など、これまでのようなグローバリズムの価値観に警鐘が鳴らされているような事象が増えてきた。格差を固定し、目先の利益を最大化する様な手法の見直しのときが来たように思う。

マスコミに載らない海外記事『グローバリズムの結果は世界の不安定化』よりリンク
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(前略)
 現時点では、そうは思われないが、もしコロナウイルスが深刻だと分かれば、多くの経済が悪い影響を受けかねない。中国は他の国々のメーカーに供給する多くの部分の供給源で、中国はアップルのような多くのアメリカ企業の完成品供給源だ。もし出荷ができなければ、中国外での販売と生産が影響を受ける。収入がなければ、従業員に給料は支払えない。2008年金融危機と異なり、これは失業危機と巨大メーカーや販売会社の破産だ。

 これが、グローバリズムが、我々を傷つきやすくする危険だ。アメリカ企業が、アメリカと世界で販売する製品を、アメリカで生産していれば、中国での大流行は、彼らの中国販売に影響するだけで、企業収入を脅かさなかったはずだ。

 「グローバリズム」を作り出した思慮に欠ける連中は、相互依存が危険で、大規模な思いがけない結果になりかねないことを見落としたのだ。流行の有無にかかわらず、多くの理由で供給が切断されかねない。例えば、ストライキ、政治不安、自然の大惨事、制裁や、戦争のような他の紛争。世界体制に対する、これらの脅威は、より安い労賃や、その結果生じる株主のキャピタル・ゲインや企業経営者のボーナスによって正当化されないのは明らかだ。グローバリズムで恩恵を受けるのは、わずか一パーセントだけだ。

 グローバリズムは、短期的強欲が動機の連中に作り出された。グローバリズムの約束は一つも実現しなかった。グローバリズムは大規模な過ちだ。それでも、ほとんどどこでも政治指導者と経済学者はグローバリズムを擁護する。人間の知性など、その程度だ。

 この時点で、コロナウイルスと、世界的大流行の予想でのヒステリーを理解するのは困難だ。人口13億人の中国で、約24,000人が感染し、500が亡くなった。これは取るに足りない病気だ。世界中の何百万人もの人々に感染し、600,000人が亡くなる普通の季節的なインフルエンザと比較すれば、コロナウイルスはこれまでのところ、取るに足りない。中国外の感染は非常に少なく、中国人に限定されているように思われる。人々の人種を特定するのを渋っているので、正確に知るのは困難だ。

 それでも中国では広大な地域が隔離されている、中国往来旅行は制限されている。季節的なインフルエンザに対しては、こうした対策はとられていない。これまでのところ、今年のインフルエンザ・シーズンで、アメリカだけで、1900万人が感染し、180,000人が入院し、10,000人が亡くなった。最新の報道では、アメリカで16人(おそらく全員が中国人)がコロナウイルスに感染したが、一人も亡くなっていないということだ。リンク

 おそらく、コロナウイルスは、ほんの小手調べで、遥かに悪いことが起きるはずだ。もしそうなれば、世界の国内総生産(GDP)は打撃を被るだろう。検疫隔離で仕事ができなくなる。完成品や部品が製造供給できなくなる。売るべき商品なしで、販売はできない。収入なしで、企業は従業員や他の費用を支払うことができない。世界中で、収入が下落する。企業が倒産する。後は野となれだ。

 もし命を脅かすコロナウイルスか、何か他のものの世界的大流行が勃発し、世界恐慌になれば、グローバリズムが原因だったということを、我々は非常にはっきり理解するはずだ。政府が、自国住民を、外国での破壊的な事象の被害を受けやすくするような、思慮に欠けたり、腐敗したりしている国は、医学的、経済的、社会的、政治的に不安定だ。

 グローバリズムの結果は世界不安定だ。
(後略)
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