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生命原理・自然の摂理
352790 生命を、量から質への転換=階層的統合過程と共存共栄から捉える千島学説
 
本田真吾 HP ( 壮年 香川 建築家 ) 20/01/13 PM10 【印刷用へ
生命現象に、近代科学の稚拙で直線的なエントロピー理論を組み込んだ近代医学・生物学を事実に基づき批判。その上で、生命を、量から質への転換=階層的統合過程と共存共栄から捉える千島学説。

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生命弁証法……『千島学説』の基盤となる科学的方法論(リンク
E 量から質への転換

 生命体の生成発展過程は通常、集合→融合→分化発展という過程をたどります。すなわち同一の質をもつものが集合し、これが溶け合ってまったく異質のものに変化することをいいます。

 有機物→融合→バクテリア・細胞を新生
  細 胞→融合→各種組織・器官・生物個体

 このように下次の段階にはなかった新しい形質、たとえば細胞や各種組織、器官から高度に分化した脳や神経組織をもつ人間ヘと発展します。これは部分の結合という結果によって、新たな形質が現れるわけです。

  このような発達した生命体の特性は、分析によって知ることはできません。生命体全体を総合的に観てこそ知ることができるのです。「全体性」こそ生物の特性なのです。
バクテリア集団から原生動物(ゾウリムシ)の自然発生を示す(引用サイトの図参照)
有機物を含む水の表面に生じた細菌の膜(菌膜)を静かにそのままカバーグラスに採り、固定したギームザ氏液で染色したもの。
 細菌(一種の腐敗菌)の集団から細胞構造を形成し始めている。

F AFD現象

 生命体の発生発展過程であるEの「量から質への転換」を示す一つの図式です。
A・・・集合 Aggregation
F・・・融合 Fusion
D・・・分化発展 Differentiation

 の各頭文学をとったもので、千島喜久男の造語です。説明は前項と重複するため省略しますが、AFD現象は生命発展の根本原理であることをご理解下さい。

ゾウリムシのバクテリア集団(左)からの後期・初期及び成長したゾウリムシ(右)は分裂することもある。

G 共生(共存共栄)

 シロアリの腸内には無数のバクテリアやトリコニンファと呼ばれる原生動物が共生しています。これは木材を食するシロアリの栄養吸収に不可欠な働きをする共生生物です。シロアリに限らず人間やその他の高等動物でも、腸内にいるずっと下等な細菌と共生しないと生存できないことは周知のことです。

  下痢治療薬のキノホルム、抗ガン剤として使用される種々の抗生物質等は腸内有用細菌をことごとく殺してしまいます。結果として正常な腸機能が阻害され、造血箇所たる絨毛も破壊され、最終的には栄養障害と極度の貧血によって致命的なダメージを受けることになります。

  人間のほか高等動物といわれる動物が、最下等の腸内細菌と共生している事実から、人間はまた他の植物や動物とも共生していかねば生存は困難になります。人類の発展も人類相互の助け合いがあってこそ実現することです。
 
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