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人工物質の脅威:大気・水・食品
345902 「全米1900万人が《発ガン性や赤ちゃんの低体重を促進する化学物質 PFAS 》に汚染された水を飲んでいた」という衝撃的な事実。日本もおそらく同じ状況である
 
匿名希望 ( 20代 大阪 設計 ) 19/05/14 PM11 【印刷用へ
リンク から引用しています。

■化学物質PFASとは
今回ご紹介させていただきますのは、今、アメリカで大変な話題となっているもので、ひとことで言いますと、
「 PFAS と呼ばれる化学物質が全米の水道水システムから発見された」
というもので、現時点で 1900万人のアメリカ人がその水を飲んでいると推定されるというものです。

この「 PFAS 」という言葉なのですけれど、ややこしい話ですが、これは、花粉症と食物アレルギーの総称としての言葉( PFAS = Pollen-Food Allergy Syndrome )と同じでもあるのですけれど、今回の報道に出てくる PFAS は、化学物質のことです。

■PFASの特徴
アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)によるPFASの説明から、
・私たちがふだん使用する非常に多くの製品に含まれている
・自然の中では分解されない
・人間の身体の中でも分解されない
・そして体内に蓄積していく
・発ガン性、赤ちゃんの低体重、免疫システムへの影響などがある
ことが明らかになっています。

★なお、この報道を「アメリカの出来事」として読むのは間違いかと思います。
なぜなら、生産のシステムも作られる製品のタイプも、アメリカも日本も(そして、ほぼすべての主要国も)同じだからです。

更に、CBSNEWSからは、
*************
新しい調査によると、アメリカの43州で飲料水の中に危険な化学物質が含まれており、何千万人の人々が曝露されていることがわかった

米国の非営利組織エンバイロメント・ワーキング・グループ(Environmental Working Group)と米ノースイースタン大学による新しい調査報告によれば、アメリカ本土のほぼすべての州の人々が、不健康な飲料水にさらされていることが見出された。

研究者たちによると、全米の43の州が、化学物質の PFAS で汚染された場所を持っているという。その中には、飲料水の水源地も含まれている。

アメリカ疾病予防管理センター (CDC)は、これらの化学物質 PFAS は、先天性欠損症やガン、不妊などの健康問題に関連していると述べている。
*************
という報告があります。


■低体重の赤ちゃんが日本で増えていることにも関係か?

たとえば、低体重の赤ちゃんが日本で増え続けていることを書かせていただいた以下の記事。

・増加し続ける低体重の赤ちゃんたちの「成人になってからの大きな健康リスク」が次々と明らかになる中、お腹の中の赤ちゃんの成長を阻害しているものは何なのかということを「社会」は真剣に考え直していただきたいと思うのです
(In Deep 2017年2月15日)


低体重で生まれた赤ちゃんは、「成人後」の疾患率や死亡率がとても高いことなどを上記事でふれてもいますが、「どうして、こんなに急激に増えたのか」という根本的なところはわからないままでした。

「免疫の異常」や「ガンの増加」についての過去記事もたくさんありますけれど、日本の場合の、それらも根本的な原因がどうもわからない部分がある。

しかし、「自然でも人体でも分解されないで残り続ける PFAS 」は、もしかすると、かなりの関係を持つものなのかもしれません。

同時に思いますのは、アメリカでの PFAS クライシスを知りまして、おそらく……というより、ほぼ確実に、日本の水道システムも、一部は PFAS で汚染されているはずです。

実際調べてみますと、日本の多くの化学系製品を扱う大企業のウェブサイトには、「 PFOA への取り組みについて」というようなページがあるのですね。

PFOA とは、今回出てきた PFAS の中のひとつです。

もちろん、それぞれの企業の方々は、いろいろと企業努力はされているのでしょうけれど、今回のアメリカでの「 PFAS の拡大の現実」を見ますと、日本はもちろん、製造業が強い多くの主要国では、同じような事態になっている気がします。
 
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