この記事の読者は累積1372人です。
 
国家の支配構造と私権原理
341429 明治の人々が大嫌いだった明治政府。以来、150年も日本を占拠してきた長州レジーム(8)
 
佐藤晴彦 ( 60 長野 会社員 ) 18/12/07 AM00 【印刷用へ
引き続き、chihointokyoの毒皿ブログリンクより引用します。
*****************************
さて、天皇の政治利用しまくりも含めて明治政権そっくりの安倍政権がことし2018年に明治維新150周年を祝うことになっています(森友・加計問題のせいか、今のところ思ったより目立ちませんが)が、何をもって150周年なのかちょっと謎。なんせ1867年から1868年へと年をまたいでイベントが集中してしまっていたので、ちょっと整理しましょう。

大政奉還が1867年だったので、京都などでは昨年2017年に大政奉還150周年のイベントをやっていましたが、大政奉還は10月14日のことでした(同12月9日の「王政復古の大号令」というのは薩長の宣伝であって、原田氏によると実際には失敗しています)。翌1868年の3月13日になぜか幕府代表らしい勝海舟と西郷隆盛の会談があり、4月11日が江戸城無血開城。

明治天皇の即位が大政奉還より前の1867年1月9日(孝明天皇の崩御が1866年12月25日)ですが、慶応4年(1868年)の9月になって「明治元年とする」と決められたので、1868年は1月1日まで遡って明治元年ということになったらしいです。年表では慶応4年で統一していることもあるようですが。(※明治5年までは旧暦を使っていたので、ここにあげている月日も旧暦のものとなります。)

そんなわけで、2018年は"明治維新150周年"とされ、50周年、100周年の節目同様に長州出身の安倍晋三という総理大臣が居座っている必要があるわけですね。史上最大の不正選挙が疑われる2012年12月16日の衆院選で何が何でも9月に総裁になった安倍が勝利させてもらった理由はこういうところにあるかもしれません。
吉田松陰を礼賛する安倍晋三が未だに首相の椅子にしがみついて国政を滅茶苦茶にしてくれているところですが、パターン化した目先のスキャンダルと国会冒涜に振り回されることなく、何が起こり続けているのかを理解するには、直接関係なさそうに見えても、やはり歴史を検証することは、絶対に必要なことだと思います。

「勝てば官軍負ければ賊軍」とか「勝者が歴史を作る」などと言いますが、勝者が書いた歴史を検証することなく、この国はすでに150年も経ってしまいました。

戦後民主主義では新たな学校教育が始まったはずですが、すでに70年の間、嘘を教えられてきた大人たちが次世代の教育を行うわけですから、司馬遼太郎が明治の時代をあり得ないほど美化してしまっても、当時を知り「こんなの嘘だ」と言える人はほとんど亡くなってしまってるわけです。真実が共有されていないから、マスメディアが流布する情報を簡単に信じ込み、何度でも騙され続けます。

ここ2、3年、幕末から明治にかけての歴史の真実が暴かれるような断片的情報がSNSでは共有されてきましたが、書籍のように参考資料まで掲載したひとまとまりになった情報で、これまで洗脳教育で信じ込んできたことを洗ってみる必要があります。

薩長のテロリストたちが樹立した未熟な政権が西洋礼賛に突き進む中で、失われてしまったものはたくさんあるのです。

赤松小三郎の立憲思想に代表されるように、幕末にはすでに議会政治と立憲主義的な憲法構想が出てきていました。私たちが帰るべきところは、明治"維新"などではなく、そこなのです。

大日本帝国憲法も、当時としては比較的民主的だったと言われていましたが、実は「国民を臣民とする」などというカルト的なもので憲法とは呼び難い内容であり、2千年遡っても日本人が自分たちを天皇の奴隷だと認識したことなどありませんでした。日本会議はこれこそ伝統だと信仰しているようですが、150年前に独裁政治をやりたかった連中が編み出したお話です。

 日本に存在したのは自然信仰である神道と、伝来してから共存してきた仏教であり、また、江戸時代に朱子学を混ぜて身分制度に利用されてしまった儒教でしたが、国家神道ではありません。

日本人ほどマスコミ情報を盲信する国民はいないと言われますが、煽られやすい理由の一つが、先人たちから受け継がれていた大事な知恵や情報が150年前を境に途切れてしまい、伝承されなくなっているからではないでしょうか。つまり戦後の平和ボケだけが原因ではないということです。
*****************************
(以上です)
 
  List
  この記事は 341428 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_341429
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献


『るいネット』は、45年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp