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市場の支配構造(金貸し支配)
341394 カルロス・ゴーンの源流、フェニキア人とは?
 
山澤貴志 ( 53 鹿児島 ITコンサル ) 18/12/05 PM08 【印刷用へ
話題のカルロス・ゴーン氏だが、レバノン出身で、黒い貴族の源流とされるフェニキア人の血を引く。現在、ロスチャイルドとフランス・マクロン陣営VSトランプ・プーチン(習近平も?)の脱ロスチャイルド支配陣営との闘いが展開されている。日本がアメリカとの関係を維持しつつ、ロシアと接近する一方で、トランプも敵対するフランス陣営に打撃を与えるカルロス・ゴーン氏逮捕は、案外、大きなうねりとなっていくかもしれない。その意味で、改めて、ゴーンの出自たる、フェニキア人の歴史をおさらいしてみたい。

リンク から転載

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 われわれは、世界の覇権的支配を意図するこの特定の勢力を、「世界権力」と呼んでいる。日本でも戦前からこの一派をユダヤ人と観て、「ユダヤの陰謀」なるものへの警戒を発した諸先輩があった。たしかにユダヤ人は世界権力の一翼を担う重要分子ではあるが、その本質はあくまで「宮廷ユダヤ人(ホーフユーデン)」に止まるというのが、現在の研究成果の教えるところである。すなわち、黒い貴族という主人に仕える従僕の地位にすぎない。

 汚れ役はもっぱら「宮廷ユダヤ人」に任せみずからは超然としているのが、英国女王を表看板とする黒い貴族である。

(そしてその源流は)ヴェネツィアであった。寡頭勢力による巧妙な支配の機構によってみごとなまでに自国の国家的秩序を保ちつづけたヴェネツィアは、イタリアないしヨーロッパの各国に対してはさまざまな粉飾を凝らした「自由な競争こそ社会発展の原動力」などという御都合主義理論を撒き散らして徹底的な不安定化工作を発動しつづけた。

 そしてさらに、このヴェネツィアの主張はみずからいっさいの歴史記録を残さなかったフェニキア=カルタゴが黙々孜々として実践したところのものである。

 二大文明の間隙に位置し交易で栄えたフェニキア海岸都市群は一時期ペルシア帝国に従属させられ、最終的にアレキサンダー大王によって破壊されたが、そのひとつテュロスは地中海全域に交易中継のための植民都市を建設しており、それらの中心的役割を果たしたアフリカ大陸北岸のカルタゴに拠って生きのびた。

 そのカルタゴは数次のポエニ戦争によってローマ帝国に滅ぼされたとされるのが通説であるが、実はカルタゴは亡び去ってはなかったというのが本書(天童竺丸著『悪の遺産ヴェネツィア』)の主張である。たしかに、アフリカ大陸北岸の植民都市そのものはローマによって徹底的に破壊されつくし、塩まで撒かれて地上から姿を消した。そしてカルタゴがスペインなどの各地に建設した交易拠点もローマに簒奪された。

 だが、カルタゴの遺民たちは秘かにローマや各地に潜入し、ジッと時の経つのを窺いつづけた。そして、ローマ帝国の分裂・衰退が必至と見るや、アドリア海のもっとも奥深く、瘴癘はびこる不毛の小島に忽然として姿を現わしたのである。

 フェニキア=カルタゴの遺民でなくして誰がこのような悪条件の重なる不毛の地に都市を建設しようなどと企てよう。テュロスしかり、カルタゴしかり、ニューヨークしかり、彼らが拠る「ポエニの風景」とそこに建設される海洋都市は「海に出るに便なる」ことが必要にして充分な条件であるらしい。彼らには、陸の民には窺い知れない嗅覚と美学とがある。その不毛の地に都市国家を建設するために注ぎこまれた途方もない富と努力を想像すると、気も遠くなるほどである。

 彼らを誰がヴェネツィアと呼びはじめたのか。自称か他称かは知らないが、VeneziaのVeni- は紛れもなくローマ人がフェニキア=カルタゴを呼ぶときの名称Poeniである。V音とP音ないしPH音は相互に容易に転訛しうるからである。いずれも古代世界において基調だった高貴なる染料の紫ないし赤に由来する。

ローマに破壊され尽くして地上から抹殺されたカルタゴの末裔ヴェネツィアがローマを再建しようとするあらゆる試みを粉砕してきたのも、無理からぬところではある。

 二〇世紀はフェニキア=カルタゴの末裔たちが自らの最終的勝利を宣言して繁栄を謳歌した世紀であった。一八世紀に呱々の声を挙げた革命の嬰児は一九世紀の一〇〇年をかけてじっくりと養育され逞しい闘士へと成長を遂げる。そして二〇世紀に入ると、最初に血祭りにされたのが「新たなるローマ」を標榜したロマノフ王家のロシア帝国であったのは革命勢力の本当の出自がどこにあるかを示して象徴的である。そして、「連合国」なる新たなる装いを纏った革命勢力は第一次の世界大戦によってハプスブルク帝国とトルコ・オスマン帝国を倒し、第二次世界大戦によって独第三帝国と日本帝国を解体させたのである。二〇世紀前半に各帝国に対する武力制覇を成し遂げた世界権力は執拗にも第三次世界大戦というべき金融戦争を各国に仕掛け、国家破綻を世界中に撒き散らかしてきた。そして二一世紀が到来する。「自由市場」「開かれた社会」「グローバリゼーション」を地球規模に蔓延させ、向かうところ敵無しとなったはずの彼らを自滅が襲ってくる。

 果たして、その運命や、如何に? そして、この文明の大転換期に際し、われわれ日本人の果たすべき使命は限りなく重い。
 
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