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これからの暮らしはどうなるの?
340959 「聞く力」衰退の実感 と スマートフォンが普及した年代の不気味な一致
 
HAYABUSA ( 40代 ) 18/11/19 AM09 【印刷用へ
人手不足と言われる昨今。僕の会社には、毎年途切れることなく新入社員が仲間入りしてくれる。なんとも有り難い。

一方、その結果として我々旧人は、新人たちの素養や能力を自ずと看ることになる。途切れる事なく若者が入社してくれるので、それを何年かやっていると、入社年代に応じた傾向が“総じて”つかめてくる。そこで感じていることがある。

ここ数年「話が伝わらない」若者が増えている。年々、総じて、聞く力の衰退が進行していると感じる。この感覚に間違いがないか確かめるため、同期に問うと、彼も「同感だ」と言った。

もちろん、話が伝わる若者も多くいる。程度の差はある。が、思い起こせば、6〜7年前入社の若者から聞く力の衰退を明確に感じ始めた。

そんななか、340842『スマホで脳の「聞く力」が低下している。』を読んだ。で、調べてみた⇒ リンク

リンクは、総務省の統計資料。
スマートフォンの個人保有率(図表1-1-1-2)に注目すると、僕の実感年代とほぼピッタリと整合した。つまり、若者の過半数以上がスマホを持つようになった年代(2012年)と、自分が「聞く力」の衰退を感じ始めた年代(2011〜2012年)がほぼイコール。なんとも不気味な発見だった。


スマートフォンは2007年に初代iPhoneが発売された。資料によると、その後、全世代を通じて爆発的に普及。20歳代への普及が最も早く、今から6年前の2012年に20歳代の7割近くがスマホを所有するようになっている。2016年には、20歳代の94.2%がスマートフォンを保有。もはや20歳代のほぼ全員がスマホユーザーと言って良いだろう。


仮に「聞く力」衰退がスマートフォンに起因する面があるとして、発現するのは手に取った瞬時ではない。ある程度の期間を経て傾向として現れるだろう。したがって、スマートフォンの過半数普及と、僕が聞く力の衰退を実感し始めた年代が、完全に一致するのはおかしい、とは思う。が、これがすなわち、聞く力に乏しい若者が年々「増えている」実感を反証することにはならない。むしろ、補強する仮説である。


聞く力の衰退は、スマートフォンの所為“だけ”ではない。国語力、ひいては個人主義教育による同化力の衰退が背景にあるだろう。先達から見れば、現代人全般の聞く力や国語力も嘆かわしいに違いない。したがって、スマートフォンを多用する若者だけを、ことさらに問題視するのは、歪んだ理解とも思える。

が、息子がやっているライン。
話せば済む内容を、国語と呼ぶには余りにも粗末な単語でやり取りしている様を覗き見ると、色々なものが遠くなって行く。おそらく、これも事実である。
 
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