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経済破局は来るのか?
340703 リーマンショックの引き金となった世界のデリバティブ想定元本が異常値に達している。
 
持国天 ( 古希超え ) 18/11/09 PM05 【印刷用へ
・リーマンブラザーズが破綻したのは10年前の9月15日、NHKや日経新聞は一斉に特集報道をしていた。その中で気になるのが先進各国のデリバティブ想定元本のトンでもない膨張。
住宅バブルがはじけてサブプライムローンが不良債権と化して株価が大暴落、そして世界貿易が激減した。100年に一度といわれる金融制度の大激震と市場秩序の破綻危機がリーマンショック。それから10年、金融市場最前線のヘッジファンドの面々が入れ替わって、激震の教訓はリアリティーを失いかけている。そして、日米欧の先進国は実質ゼロ金利政策(金融大緩和)まで踏み込んで、主要国は昨年来から最大規模の財政出動に転じた。G20の首脳会議では世界経済のスケールで500兆円(中国は50兆円)規模の財政出動を合意し実施している。

・リーマン・ブラザーズの抱えたデリバティブの想定元本が余りにも果てしなく、米国連邦政府準備金制度が持たないとの理由から救済策を発動できなかったといわれる。そこでリーマンショックから10年を経た現在、気がかりな数字はデリバティヴ想定元本の巨額な膨張である。リーマンショックの爆弾となったデリバティブの想定元本の圧縮はこの10年全く進まず、逆に膨張させてしまったのが今日の世界経済であろう。

・具体的に観ると、米国のマネーサプライがGDPより若干少ない15兆ドルなのに、デリバティブの想定元本は1500兆ドル(日本円で16京円)だという。何と米国GDPの1000倍に膨れ上がっている。因みに世界全体のGDPは50兆ドで、債権と株式市場の時価総額はが100兆ドルである。
そして欧州のドイツでは、ドイツ銀行が単一の金融機関では世界最大のデリバティブ想定元本を抱えている。ドイツのGDPは330兆円だが、その20倍余の7420兆円といわれている。
更に英国イングランド銀行の金融デリバティブは日本円で1京円(京は1兆の1万倍)に達するとカーニ総裁が明かしている。経済/政治/民族問題と、世界が大激動の時代に入るのは必須であろう。
 
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