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古代社会
340657 シャーマンとは何か12〜征服部族による統治のために専門の巫女が登場した
 
ブログ 共同体社会と人類婚姻史 18/11/08 AM01 【印刷用へ
前稿「性充足が部族和合を実現する最強の贈与だった」リンクでは、 採集部族は平和友好を維持するために様々な贈与をしたが、とりわけ性充足が採集部族間の同類闘争を回避し、部族和合を実現する最強の手段になったことを紹介した。
以下、『皇統と鵺の影人検索キーワードダイジェスト集』「巫女(みこ/シャーマン)」リンクの後半部を要約したもの。

●誓約(うけい)神話は、東の果ての日本列島に流れ着いた多部族・多民族が混血に拠って統一され、日本民族が誕生する過程である。
弥生時代〜古墳時代まで、日本列島は縄文原住民族と多数の渡来部族が混在する人種の坩堝(るつぼ)だった。
そこで、部族間の争い事を回避する呪術が、性交に拠る人種的和合の「誓約儀式(うけいぎしき)」である。それによって次代が混血し部族が和合する。異部族間の性交が人種的和合の呪術だったからこそ、巫女に拠る神前性交儀式や神前娼婦などの文化が残った。

弥生期初期の頃は、本来の先住民・蝦夷族(縄文人)、加羅族(農耕山岳民族系渡来人、呉族(海洋民族)系渡来人の三系統に分かれ、その三系統も部族集団に分かれていた。最大の政治(まつりごと)は、それらの勢力の争いを回避する手段として始まった。そこで和解手段として最も実効があったのが誓約(うけい)の性交に拠る血の融合なのである。

その誓約の性交は新しい併合部族の誕生を呪詛(祈る)する神事と位置付けられ主要な「祀(祭・奉)り」となり、神事として奉納する性交の儀式が行われた。
そして誓約の精神こそ民族和合と言う最大の政(祭り)事であり、巫術と称するシャーマニズムに満ちた神楽舞の真髄である。
子宝を得る事も実りの豊穣を得る事も、同じ命を産み出す神の恵みであり、その作業を神の御前で執り行い奉納してご利益を願い、同時に巫女を通して神の声(御託宣)を聞くのである。
この御託宣を得る為のアンテナが、巫女の女体そのもので、オーガズム・ハイ状態(神懸り)の神域を巫女が彷徨う事に拠って、天上神の声が聞えて来る。

●征服部族による統治のために専門の巫女が登場した。
アイヌ語では女性のことを「オイナ」と発音し、「オイナカムイ=女神」は巫術の神である。この「巫術の神」は半神半人で、これが原始神道における巫女の原型かも知れない。しかし、当初は専門の巫女が居た訳ではない。 続きはこちら
 
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シャーマンとは何か13〜水が生命の統合を担っている 「共同体社会と人類婚姻史」 18/11/15 AM00

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