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共認心理学:現代の精神病理
338615 自我妄想という観念廃棄物
 
岡田淳三郎 ( 70代 大阪 経営 ) 18/08/28 PM08 【印刷用へ
日本人の活力がドン底にまで落ちてきている。(ギャラップ調査によれば、やる気のない社員が70%、熱意のある社員は6%しかしない。これは、世界最低レベルである)
この「やる気がない」「意欲が湧かない」状態が更に進行すると、「会社に行けない」「朝、起きられない」状態に至る。さすがにそこまで落ちる者は少数だが、「やる気がない」と「朝、起きられない」は同根である。従って、「やる気がない」の極限状態である「朝、起きられない」原因が解明できれば、意欲を上昇させることが出来る筈である。

では、なぜ、朝、起きられなくなるのか?朝、起きられない動物はいない。従って、朝、起きられなくさせている物が、人類固有の何らかの観念群にあることは明らかだろう。それは、逆に言えば、誰もが当然のように出来ている「朝、起きる」という行為さえ、幾多の観念群によって導かれていることを示している。

では、朝起きることを導く観念群の中身は、どんな種類の観念なのか?それは、(人に会えば)充足できる、(行けば)役に立てる等の展望観念群、あるいは観念以前の展望意識群である。そして、それらの展望観念or展望意識群の根源には、人に対する充足展望(肯定視)がある。
朝、起きられない人は、そこが逆になっている。よく、生き生きしている人は充足体験が豊かだからで、逆に暗い人は充足体験が乏しいからだと思われがちだが、必ずしもそうとは言えない。たとえ充足体験が乏しくても、その充足体験を肯定視して充足展望(の回路)を形成すれば、もっと生き生きと生きられた筈だからである。

では、同じ充足体験量なのに、それを肯定視する回路よりも、遥かに強く否定視の回路を形成してしまう犯人は何か?それは、周りに認めて貰えない「別の自分」「本当の自分」という自我妄想である。それは他者否定と自己正当化の塊であり、自我妄想(本当の自分なるもの)に立脚して、逃げたい自分を正当化すれば、当然、起きずに惰眠を貪ることになり、その結果、無断欠勤して周りにどれだけ迷惑をかけようが、そんなことはもはや眼中にない。

「意欲が湧かない」原因も同じで、意欲を削いでいるのは、この自我妄想発の観念群であり、自我妄想に捉われれば捉われるほど活力が失われてゆく。従って、一刻も早く「本当の自分」なる自我妄想を廃棄しなければならない。もちろん、現代日本人の多くが自我妄想にとらわれるようになったのは、学校やマスコミによって刷り込まれた自由主義や個人主義等の架空観念の影響が大きい。しかし、非現実の世界に構築された「自由」や「個人」や「権利」等の架空観念は、どこまで行っても架空世界をさまよい続けるだけで、実現されることはない。ましてや自我妄想など、実現はおろか、人々に認めて貰えることさえ永久にない。

まずは、認めて貰えない「本当の自分」なる物の虚構を直視して、自我妄想を全的に解体し、充足体験の肯定視から充足展望へと脱却すること。日本人の活力の再生は、「自我妄想」という観念廃棄物を廃棄できるか否かにかかっている。
 
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