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密室家庭は人間をダメにする
337928 脳の8割が完成する"5歳まで"にやるべきこと
 
尾崎大翔 HP ( 13 大阪 学生〈中2〉 ) 18/08/09 PM09 【印刷用へ
今回は「天才」をキーワードに脳科学者の茂木健一郎さんがプレジデントオンラインで語っているサイトから引用します。
リンク より引用


■「頭のよさ」とは、興味を持ち、集中する力
万有引力を発見したニュートン、電球や蓄音機、電気機関車……ありとあらゆるものを発明した発明王エジソン、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツや、アップルを創りあげたスティーブ・ジョブズ、Facebookの生みの親マーク・ザッカーバーグ……天才と称される人を何人か並べてみると、共通点があることに気づきます。

たとえばニュートンはすごい集中力の持ち主で、朝、ベッドから起きあがろうとして何かに興味を引かれたら、2時間も3時間もぴくりとも動かずに考え続けることができたとか。ザッカーバーグやジョブズが服を選ぶ時間がもったいないと、同じTシャツやジーンズを何枚も持っているもの有名な話です。つまり、天才たちはみんな、ちょっと変わり者で情熱的。他人の評価は歯牙にもかけず、自分が気になったことに集中できる素質を持っています。

彼らの何かに興味を持ち、集中する力。それこそが「頭のよさ」を解明する鍵の1つだと私は思います。

普通の人は、なかなか集中力が続きませんよね? 勉強だって読書だって何時間もぶっ通しでできるものじゃありません。けれど、「天才」と呼ばれる人たちはそれができる。なぜかというと、脳の中でドーパミンが出やすい回路ができあがっているからです。

ドーパミンとは脳内の神経伝達物質で、うれしいことや楽しいことがあると分泌されるので、「脳内報酬」とも呼ばれています。ドーパミンが分泌されるとわれわれ人間は快感を得ます。わーっと盛りあがって、なんだか気持ちがよくなる。その体験を何度か重ねると、脳は快感を覚えます。そして「あの気持ちいいことをもう一度やろう」「気持ちいいことにまた挑戦しよう」という指示を出します。すると、われわれはもう一度チャレンジする、またドーパミンが出る、すごく気持ちいい、またやりたくなる。そのサイクルが完成されると、何か楽しそうなことを見つけて集中して取り組む人間になれます。

このドーパミンの分泌の仕組みを私は「ドーパミン・サイクル」と名づけました。世の天才たちはこのドーパミン・サイクルが普通の人よりも完成されているのです。だからこそ普通の人よりも、何かに気づきやすく、集中でき、成功することができるのです。


■「ドーパミン・サイクル」は5歳までに完成する
いろいろ研究していくうちに、ドーパミン・サイクルは子どものうちに発達させておくべきということもわかってきました。そもそも脳の80%は0歳から3歳、遅くとも5歳ごろまでには基礎が完成してしまいます。残りの一生は、5歳ころまでに培ったものをベースに生きていくのです。ですから、5歳ころまでに脳のポテンシャルをどれだけ開花させられるかが、その人の「かしこさ」を決めると言っても過言ではありません。

ですから、最近子どもが生まれた、もしくは2、3歳の子どもを育てているという方はいまがチャンスであり、「かしこい子」になるか「普通の子」になるかの分岐点だと思ってください。

世のお父さんお母さんの多くは「子どもが将来苦労しないように」と、赤ちゃんのうちから英才教育をほどこしたり、知識や記憶力を高めたりすることに必死のようです。

しかし、もっとも大切な「脳を活かすための土台づくり」を怠ってはいませんか?

赤ちゃん時代に必要なのは英才教育や受験勉強の準備ではなく、「ドーパミン・サイクル」をつくる経験=可能性という「宝探し」なのです。

(中略)

■部屋は散らかっているほうがいい
子どもの脳を育てる、本当のかしこさを育てるなどと言うと、いろんなことをしてあげなきゃいけないと思うかもしれません。しかし、私が大事だと思うのは、むしろ「好奇心の邪魔をしないこと」です。子どもが何かを触りたい、何かで遊びたい、そういうときに「汚いからダメ」「危ないからダメ」と止めないでほしいのです。それはもちろん、命や健康に関わるようなことは止めなければなりませんが、子どものやりたいという気持ちはなるべく大事にしてあげてください。

「子どもの好きなようにやらせると部屋が散らかるし……」と思うかもしれませんが、実は、子どもの脳にとっては「部屋は散らかっているほうがいい」のです。アフォーダンスという概念があって、環境が人間の発達へ影響したり刺激を与えたりすることがわかっています。子どもも家の中や公園など、その環境を形成するさまざまな要素に影響されて、新しい動作や感情を発達させていきます。つまり、部屋の中のテーブルやいす、本棚、おもちゃ、いろんなものをたたいたり触ったり登ったりなめたりかじったり、そういう体験を増やすことで、子どもの脳はどんどん発達するのです。部屋にはいろんなものがあって、子どもが自由に触れる。そんな環境こそ、アフォーダンスな環境なんです。

子どもがおもちゃを投げた。椅子に登ろうとした。壁にかかっている絵をひっぱろうとする。クッキー缶のふたを開ける……親からすると「散らかさないでー!」と叫びたくなるかもしれませんが、そういうときこそ「脳が発達してる」「いま、ドーパミンが出てる!」と自分に言い聞かせてぐっと我慢してみましょう。


■親は子どもの邪魔をしないで笑顔でいよう
そして最後に皆さんにお伝えしたいのが、「笑顔でいる」ということです。子どもは親が笑顔でいれば、それだけでたのしく、うれしいのです。本でも紹介していますが、脳科学の研究で、子どもは親の膝の上に座らせて遊んだり、勉強したりするとドーパミンが分泌されやすく、かしこさが育つという結果が出ています。お父さんお母さんのぬくもりの中、笑顔で見守られていると感じることは、子どもにとって何よりも幸せで安心なことです。安心で安全でなければ、脳は楽しさやうれしさを感じることはできません。

ですから、毎日の子育てでちょっと疲れているかもしれませんが、お父さんお母さんはなるべく笑顔でいてください。そして子どもがワクワクドキドキすることを邪魔しないで、楽しさやうれしさを毎日たくさん体験させてあげてください。そうすることで、あなたのお子さんの天才が目覚めるかもしれません。

(引用終了)
 
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