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学校って、必要なの?
336387 「選択格差がない日本社会」を目指し、ある企業がはじめた“中・高卒のヤンキー”と企業をつなげる制度
 
月あかり HP ( 36 滋賀 OL ) 18/06/11 PM08 【印刷用へ
リンクより引用させていただきます。

人生の大きな決断の一つ、職業選択。大学生は、就職活動を通し自由に企業に話を聞きに行き、自分に合った会社を探すことができる。しかし、大学に入っていない、中卒・高卒者の就活状況はかなり制約に縛られていることを、あなたは知っているだろうか?また、制度的な制約に加え、中・高卒者へのネガティヴなイメージがさらに企業の受け入れのハードルを高くしている。

人間の働く能力は学歴によって大きく変わるのか。
若者の挑戦したいという思いを遮断してしまう、今の学歴中心の就職市場は、彼らのチャンスを無慈悲に奪っているのではないだろうか。

この不公平を減らすべく立ち上がったのが、中・高卒者限定の「ヤンキーインターン」プロジェクトである。

◆未成年を“保護”するための制度が、逆に若者のチャンスを奪っている
高校生の就職活動には「一人一社制」という慣行が存在する。この制度によると、高校生は一定期間まで一人一社しか応募できず、複数の企業を併願することができないのだ。また、学業優先の考えから企業は就職希望の学生と1回しか顔を合わせることが許されていない。この制度によって、学校側は生徒の勉学を優先させながら就職希望者をほぼ全員就職させることができた。またこの制度は企業側にとっても大量の応募者を短期間で効率的に選抜する仕組みとして機能してきた。(参照元:高校が就職斡旋をすること:高校がハローワーク?リンク

しかし、このような制度によって、企業と高校生はお互いのことをよく知らないまま雇用関係を結んでしまうため、雇用のミスマッチが起こってしまうという。また、就職活動経験が乏しい彼らは、転職先をうまく見つけるノウハウを知らないため、離職後に思い通りの企業に転職できるとは限らない。

このような矛盾に立ち向かったのが、株式会社ハッシャダイが事業の一環として行なっている「ヤンキーインターン」である。

ヤンキーインターンとは16歳〜22歳の地方在住の中卒、高卒者が対象とされ、インターンとして働きながら社会勉強をすることができる仕組みである。

インターン生は食事や住まいなど、生活インフラが無償で提供され、英会話学習や各業界人の講義を聞いたり、実際に営業の仕事を実践するなどして半年間の研修を行う。人生の選択肢を幅広く提示し、消去法ではなく自分の意思で選択した道を歩んでもらうことが目標だ。

ヤンキーインターンを提供する株式会社ハッシャダイは、「中・高卒者の存在が認知され、仕組みが定着し、ハッシャダイが不要になる世の中こそが、僕たちが目指す世界」であると語る。自社の事業の存在意義をなくすことが、最終目標であると言い切る彼らから伝わってくるのは会社の利益よりも本気で社会をよくしようという強い思いだ。

◆ヤンキーインターンが提案する、中卒・高卒者向けの“第0新卒”枠
現在、就職する際の応募には、新卒、第二新卒、既卒、中途採用といった様々な枠が存在する。このうち第二新卒とは、大学を卒業後、新卒として企業へ就職したものの、3年以内に退職、または転職活動を行っている人のこと。これを参考に、ハッシャダイは”第0新卒”と称した中卒・高卒者向けの新しい枠を、ヤンキーインターンを踏み台にして新たに市場に作ることを試みている。

「中卒高卒のネガティヴなイメージをリブランディングによって変え、市場を作ることによって企業に入ってきてもらう。市場が形成され色々な事業者が参画してくると、ユーザー利益が増え、結果的に就職先の選択肢が増えることになる」と話すハッシャダイ。この理念に共感した人は着々と増えており、2016年にはヤンキーインターン参加者が就職する際のスーツ・鞄などの購入のための資金獲得を目的としたクラウドファンディングも成功させた。

◆学歴に頼らず自分を売り込む時代の到来へ
ハッシャダイは、中・高卒者と大卒者との選択格差について以下のように話す。
そもそもでいうと、“中卒高卒者”や“大卒者”という解像度の低い大別が全ての元凶であると考えています。もっと切り取り方を変えればいいと思うし、今後の日本としても若者であるだけで無条件で価値が出てくるので、その時代をいかに早めれるかが大事になってくる

学歴によって人を切り分けていた時代はそろそろ終わるだろう。ヤンキーインターンは、中・高卒者にも平等に力を発揮する機会が与えられる社会への発射口なのである。
 
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