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未知なる回路:気・霊感・予知
334054 記憶、学習する皮膚
 
斎藤幸雄 HP ( 54 愛知 建築設計 ) 18/03/13 PM07 【印刷用へ
いわゆる知性とは異なるかも知れませんが、皮膚は本能に近い位相で、記憶したり、学習する機能があるようです。

以下、感じる皮膚・考える皮膚 (リンク)より
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表皮には記憶も学習もあります。皮膚の角層のバリアを剥がすと自動的に治癒しますが、サランラップで覆うと治らない。水蒸気を通すゴアテックスのようなものだと治癒します。表皮は、蒸散する水分量をモニターしながら状態を保っている。そういう意味では、正常な状態の記憶があるといえます。
ペンだこのような「胼胝(たこ)」も不思議です。1回こすっただけでは胼胝にはなりませんが、何十回何百回こすると角層が分厚くなる。積分的な情報を判断しているわけです。何回こすられたかということを記憶していないと、そのような変化は起きません。

胼胝も、環境に応じて丈夫になるということで、学習によるものといえるかもしれません。また乾燥環境下に皮膚をさらすと、最初のうちは皮膚が少し敏感になる。つまり炎症を起こしやすくなったりする。ところがそのうちに角層が厚くなり、乾燥に対する耐性も強くなります。環境からの入力に対して、自身の形を変えるというのも、一種の学習機能でしょう。

新生児から幼児までの皮膚は、とくに学習する皮膚です。アフォーダンスを獲得するために、ものにさわったりなめたりして、それを目で見て、世界というものの形を認識している。コミュニケーションや社会性の学習にも、皮膚は深くかかわっている。動物実験では、親との皮膚接触を断って新生児をミルクだけで育てると、後生的に脳の構造に遺伝子的な変化が出てきます。

哺乳類では、類人猿だけ顔面に毛がありません。しかも顔の皮膚は、他の部分に比べていちばん弱く、常時肌荒れを起こしているような状態です。皮膚感覚を敏感にする方向で、進化が起きたのではないでしょうか。ヒトはさらにほとんどの体表面から毛を失っています。しかも服も常時着ているわけではなく、自分でその環境を選んでいる。そんな選択肢を増やしたというところにも、何か意味があるのかもしれません。

東洋医学における経穴や経絡といったものが存在するのは、全日本鍼灸学会の前会長である矢野忠さんの実験でも確認されています。ある経絡に沿って、一定の臓器に同じ影響を及ぼすツボが並んでいますが、たとえば胆嚢が収縮する経絡があるとします。超音波によって胆嚢を観察しながら針を打つと、入力点の連なりが存在することがわかります。ただしそこには解剖学的には何もありません。表皮と神経や血管などとのインタラクションで、情報の見えない流れのパターンのようなものが形成されるのではないかと思います。

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