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試験・身分制度の根深い害
334048 学歴と就職が無関係になる
 
匿名希望 18/03/13 PM00 【印刷用へ
高学歴者は暗記が得意なだけで応用力がないが、努力する資質がある。
低学歴者は柔軟な頭を持っているが、最も大切な国語力がないと全く使い物にならない。

どちらも長所短所があり、勉強全てが無意味ではない。

基礎的な学力と国語力が高く、人間関係が良好で好奇心旺盛な人間が社会に出てから最も力を発揮するように感じる。

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現代ビジネスより

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18歳人口の減少が影響をおよぼすのは、早大や慶大などの難関私大にとどまらない。

最高学府として学歴社会の頂点に立ちつづけている東京大学も、その存在意義が危ぶまれることになる。

「かつて東大は、いくら小手先の受験のテクニックを磨いたところで簡単に入ることはできない大学でしたが、いまはそうでもなくなってきました。

東大の出願者数は学部によってはむしろやや増えていて、倍率もセンター試験での高得点が求められるためにほぼ一定に保たれていますが、東大の教員は『生徒のレベルが昔と比べて下がった』と言います」(教育ジャーナリストの小林哲夫氏)

並大抵の努力では到達できず、まさに選ばれし者があの赤門をくぐることを許される――。誰もがそのようなイメージを持つ東大でも、すでに学力低下は現場レベルで顕著になってきている。

これからの東大の教育水準とブランド力を案じ、本当に優秀な中高生のなかには、すでに目標を「海外」へとシフトしている人も少なくない。

(中略)

そんな時代の流れを考慮してか、東大は'16年度より推薦入試制度を導入した。厳しい受験勉強をしなくても、推薦で入れるなんて夢のようだと一瞬考えるかもしれないが、実際には3年連続の「定員割れ」。なぜなのか。

「東大の推薦入試は募集条件が非常に厳しい。数学オリンピック出場が条件の1つにあるが、利用する人がほとんどいません。こういう数学秀才は、普通に受験しても合格できますから」(前出・小林氏)

その条件の厳しさには賛否両論あるが、学生の総数が減ればそのぶんハードルを下げざるを得ない。やがて推薦枠が東大に入るいちばんの「近道」になるのかもしれない。

それでは、簡単に入れるようになった東大に、学生は魅力を感じるのだろうか。

ここでネックになるのは、東大生の就職率が偏差値に見合わず芳しくないことだ。これまで、「東大卒」という肩書を手にすれば、企業のほうから引く手あまた、まさに勝ち組だった。

それがここ最近、「東大生はアタマはいいかもしれないが、採用しても役に立たない」というような声が上がることも少なくない。

「東大の弱点は日本社会の弱点と同じで、同一性を重視してチームワークで物事に取り組むことを学生に推奨するきらいがあるところです。

東大を中退して起業する人が増えたように、東大という学歴を足場として出世しようとする学生も少なくなってきました。学生の価値観の多様化を、いまの東大は吸収しきれていないのが現状です」(前出・木村氏)

'16年度に東大を卒業した学生の就職率を見ていく。大学公表のデータによると、文系学部の卒業者総数から進学者の人数を引くと1071人だが、就職者数は790人で、就職率は73.7%となる。

全体の大卒就職率が97.6%であることを考えると、かなり低い数字であることがわかる。

日本特有の詰め込み型受験勉強ばかりしてきた学生が、社会にアジャストできるように支援してくれるほど、東大の懐は広くない。

「仮に東大に入学したとしても、誰もがいい人生を送れるかはわかりません。東大はシビアな大学で、研究者として活躍できるトップクラスの学生には手厚い支援をしますが、それ以外の学生には特に手をかけることが少ないんです」(前出・亀井氏)

本物のエリートは海を渡り、集まってくるのは一段レベルが落ちる学生ばかり。しかも、彼らの将来は保証されない。絶対的と思われていた東大の威厳も、人口減少によって失われていく。

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