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共同体社会の実現
333417 私権という無駄な価値観を捨てれば、そこは、「活力の宝庫」だ!!
 
酒井俊弘 ( 42 千葉 会社員 ) 18/02/12 PM10 【印刷用へ
前々の投稿333059で、「ベーシックインカムに近い社会主義国:キューバと、新しい価値観のブータン王国の紹介」を投稿して「次に私権のない活力の中身に踏み込みたい」と結んだ。次に333251循環社会の島国のキューバと、日本の江戸時代を比較して共認国=日本の可能性を提示した。今度はブータン国と日本を比較してみる。

■国王と国民の関係を見てみる
 国民を真に思う国王が、国民のために真摯に行動する歴史がある。
又、国民も先入観を持たずに本当に皆の役に立つのかの一点で評価・共認している。
314079「ブータン農業の父・西岡京治」国王からも爵位。日本人「ニシオカ」はなぜブータンで国葬されたのか?@
312866正解がない世界では「納得感=共認形成力」が全て

■性から見てみる。
 性も日本の明治時代以前の夜這い婚に近い。それは誰とでも隔たりなく交われる本能的強さがある。浅間山の大噴火で村落が危機的状況に陥った時に、新しい長は、次の子孫を残すため死に別れた女と亡くなった兄弟を夫婦にした。種を残す本能が素直に発動している。同じように日常的にブータン国にはそれがある。
323079ブータンが幸せの国と呼ばれるには、根本から考え方が違っていた!〜性に対する考え方がおおらかで、重婚(多夫多妻)が肯定されている暮らし〜


■「美しい風景の中の住まい学」中山繁信著からブータン国の国民性を見てみる。
 
 日本の住宅作家の建築家がブータンに行って現地の農家の実測をお願いしたら、神聖な場所である仏間を除いて快く承知してくれたそうだ。この仏間の感覚も日本の明治時代まで残っていた先祖を祭る納戸に近い。数人が家屋調査をしている3時間程の間、夫婦は仲良く話をしていた。日本の現代人の夫婦がただ会話を3時間することは至難の業だ。

 次の調査を依頼した農家も快く受け入れてくれた。「だれでも迎え入れ、助け合う」のがブータンの習慣であるという。家を建てる時は村人達が協力しあって建てる。
そして近隣の家すべてに、互いに自由に出入りが出来るのだ。又、たとえ食事であっても、人が訪れて来ればすぐに食事の容易が出来るように「多めに作っておく」という。
つまり村全体が家族であり、国全体がコミュニティーなのである。
 そしてなによりも「自然が大切」という価値観が国民に浸透しているのには驚かさせる。飼っている牛も家族の一員だから、冬の寒い時期には牛の食べ物をわざわざ温めて食べさせるのだ。

 したがってブータンにはホームレスもいないし、老人の孤独死の話も聞いたことがない。弱者に助け合う気持ちをもっている。そして、空き巣もスリも皆無といっていい。
あるのは自然と人を愛する優しい心だ。

■自然とのかかわりから見てみる
「電気と鶴、どちらを選択すべきか」
心優しいブータンの人々の国民性を表す逸話がある。
ある僻地の村に湿地があり、そこに毎年秋になるとヒマラヤ山脈を超えて鶴がわたってくる。それを村人たちはなによりも楽しみにしているのだ。ところが、この村にはまだ電気が通じていない。そこに電気が通じることになった。
不便なランプの生活から、スイッチ一つで明かりがつく便利な生活になることに、反対する理由は無いだろう。そうなれば電化製品も使えるようになり、ラジオやテレビから情報も娯楽も得られるはずだ。
 しかし、この村では電気が通じることに住民たちから反対の意見が出た。その理由は鶴が舞い降りる湿地附近に電線が張られれば鶴に事故が起こるかもしれないし、最悪、「鶴が渡ってこなくなる」事態を心配したのた。そこで村人たちは子供達を交え、意見交換して評決を取った。結果は、以外にも「電気より鶴さんがいい」とい結論になり、電気は隣村までで止められた。中略 
金銭や物の損得で考える私たちは人間としての精神的な豊かさや優しさについては、彼らの足元にも及ばない。正にブータン国が目指す国民幸福度指数:GNHを象徴する話である。
引用終わり

心の豊かさとはなにか?

「ブータン国の国民の価値観は同じ」とは、国民はいつも「普段」の状態で過している。それは価値観(=抵抗)がない状態。だから変移が起これば皆は同じように感じて素直に反応する。そして心底の声を聴いて共認を図る。

子供も交えた評決は、「子供は心の底の声を聞ける天才」と認識し、それを変移として見ているのかもしれない。片や、バラバラの個人の集合体の私権社会は、多くの価値観があって豊かになるというが、事実は真逆。

豊かさとは人々との垣根をなくして同じ意識で呼吸をすることもかも。

私の会社は共同体だが、一番難しいのは個人の内面(価値観)に触れること。皆は個人の価値観を超えれば組織の力を倍にも三倍にもなることを知っているにも拘らずだ。

そんな価値観ならば捨ててしまえば良いと気付いた。
子供からみたらこんな簡単な選択はない!!

私権のない活力の中身」とは?
私権という狂った価値観を捨てれば、そこは、「活力の宝庫」ということだ!!
 
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