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世界各国の状況
332687 中国を知る〜中国の軍は国軍ではない。共産党の私軍であり、経済力を持った商社である。
 
田野健 HP ( 57 兵庫 設計業 ) 18/01/13 PM05 【印刷用へ
中国を知る上で人民解放軍がどのような組織になっているかを押さえておく必要性がある。人民解放軍はかつて共産党が国家を倒す為に自前で組織した民間軍だった。経済大国でもあり同時に軍事国家=中国と捉えると巨大な国軍があると思っている人が多いだろう。しかしこの軍が7つに分かれており、それぞれが独立採算を持つ大きな商社であり、なおかつ国家がコントロールできていないとしたら、経済破局の後に軍が国家分裂を引き起こす可能性は高い。

以下それをわかりやすく書いたブログがあるので紹介しておきたい。
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中国を理解できない日本人の最大の誤解は、人民解放軍を国軍であると思っていることだ。

人民解放軍は国家の軍でなく党の軍である。もともとは政権打倒を目標とする民間の武装組織である。ただし外国との関係においては中華人民共和国の国軍として扱われている。国務院(狭義の意味での中国政府)の国防部は人民解放軍に対する指揮権を持っていない。だから党主席の立場では軍を完全に掌握するのは難しい、そのために、歴代の最高指導者は軍事委員会主席を兼任している。

人民解放軍は地域別の七つの軍区に分かれている。瀋陽軍、北京軍、蘭州軍,済南軍、南京軍、広州軍,成都軍、軍区司令官は所属の陸軍、海軍、空軍、の指揮権を有している。

厳密にはあくまで共産党の軍隊であり中国の軍隊ではない。何故、中国政府は軍を完全に掌握できないかというと、軍隊は各軍管区ごとに独立採算制で運営されており、軍を維持するために物資等の調達に要する費用などを独自に調達しているからだ。

そのために軍は各種の事業を行って資金を調達しなければならない。軍は国有企業の多くが軍と直結している。人民解放軍の傘下には,軍需産業のほかに情報通信、繊維、ホテル、その他のさまざまな業種があり利益を吸い上げている。まさに経済力を持った大商社のような軍隊なのだ。

このような商社軍隊が七地域に分かれて実質的に中国を支配している。経済的に自立している軍隊だから中国政府は軍を100%コントロールできない。ここをしっかり理解しておかないと中国は見えない。
 
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