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市場の支配構造(金貸し支配)
331708 なぜ、金貸しは大航海時代に、同時に宗教改革に着手する荒業に出たのか
 
匿名希望・ 17/12/08 AM00 【印刷用へ
金貸しは十字軍遠征で莫大な利益を得て、次なる侵略先として、アフリカ西海岸を皮切りに、アジア、アメリカ大陸への遠征を企てた。
ところが、この大事業と同時に、(金貸しに都合のいいようにキリスト教の教義を書き換えるべく)宗教改革を進めて行った。どちらも金儲けに繋がるが、しかし、金儲けだけが理由なら、同時に進めるのは少し無理の有る行動のように見える。なぜこんな、荒業に打って出たのか。

それは、今が決戦のとき、天王山であると認識していたからではないか。敵は、領主たち、国王たち、古い武力権力に関わる力である。
現代はお金の支配が社会の隅々まで届いているので、金貸しのやることというと、ただひたすら金儲けと思ってしまうが、しかし、大航海時代、16世紀には、まだまだ、金貸しといえども、その力は安泰ではない。彼らのシステム、秩序は拡大途上である。これから、古い武力権力に打ち勝って行かねばならない時代である。

国王、領主、それを支える農民たち、それらが総体として、厳然と、お金の秩序とは別の原理で存在しており、場合によっては、金貸しを攻撃してくる、実際、テンプル騎士団はフランス王によって解体されてしまったし、さらに古代ローマの時代、ヴェネチアの前身ともいえるカルタゴはローマ帝国に叩き潰されてしまった。だから、物凄い勢い拡大している金貸しも、古い力、国家には最大限警戒していたはず。

大航海は、莫大な利益をもたらし、金貸しの力を一段と強大にする一方で、彼らの動きは一段とマークされることになる。上記のように、再び弾圧される可能性が高くなる。だから、次の展開を見据えて、古い力を叩いて、決着をつけるために宗教改革に打って出たのではないか。

もちろん、真正面から攻められたらたまったものではない。だから、宗教改革で、世論を書き換えることで自分たちの都合のいい共認を形成し、国家を内側から変質させ、勝利することを目論んだ。二度と国家と古い力が刃向かってこないように目論んだのだ。その後の歴史は、金貸しの完全勝利へ向かって進んでいった。
 
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