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宇宙・地球
331158 金星のスーパーローテーションは静電モーター
 
どーんと行こう ( 50 自営 ) 17/11/15 AM00 【印刷用へ
金星探査機あかつきの観測はすごい。ちゃくちゃくと金星の姿を明らかにしてくれている。あかつきの観測からわかった金星大気のデータから、金星最大のなぞ、スーパーローテーションを考えてみた。

金星は、非常にゆっくりと地球とは逆向きに自転している。自転周期と公転周期がほぼ同じ。磁場はないので、太陽風が直接吹き付けている。大気は二酸化炭素が主で、大気の強力な電位差のせいで地表では90気圧にも達している。

金星の大気はなぜ90気圧?= リンク

この大気が時速400kmで自転方向に吹いているのが、スーパーローテーションと呼ばれ、金星のなぞとなっている。

以下、リンクより リンク

金星大気が90気圧もあるのは、強力な電位差のせいではないかと書いた。金星大気のもうひとつのなぞ、スーパーローテーションも電位差で説明できる。

金星の時速400kmの風は、東から西に吹いている。地球で言えば貿易風の方向だ。ここで地球に吹いている偏西風と貿易風が逆向きであることに留意して欲しい。
金星の大気は、プラスに帯電していて、地表はマイナスであると予想できる。地球大気も同じだからだ。ところで金星には磁場がほとんどなく、太陽風が吹き付けて、反対側からはイオンとして抜けていくことが探査衛星あかつきの観測でわかった。

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静電モーターの原理は、片側から電荷が流入して、反対側から電荷が抜けるという構造にある。つまり金星大気は、強力にプラスに帯電しており、太陽の反対側ではそのプラスの電荷が宇宙空間に抜けている。静電モーターと同じ構造が金星大気にあるのだ。

ところで、地球では貿易風は金星のスーパーローテーションと同じ方向だが、偏西風は逆向きだ。これは地球大気は自転と同じ方向にファラデーモーターの向きに引っ張られているが、赤道付近の大気は、金星と同じ静電モーターになっているからだと考えられる。夜に雷が多いのは、大気中の電荷を電離層を通じて宇宙に逃がしているのだ。

図版もあるので、リンク先が見やすい。
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