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民主主義と市民運動の正体
330335 国民をベーシックインカムで釣る希望の党「小池劇場」の三文芝居 1/2
 
磯貝朋広 ( 45 大阪 技術者 ) 17/10/12 PM00 【印刷用へ
希望の党の「衆院選公約・政策集」で出てきた『ベーシックインカム』。今のところどこまで中身が詰められているのかさっぱりわからないのですが、その中身の無さを厳しく批判したメルマガを紹介します。

リンクより転載します。
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◆ベーシックインカムと希望の党

 小池百合子氏率いる「希望の党」が2017年10月6日午前9時より記者会見を開き、その政策を発表しました。「都民ファースト」のコピペに、脱原発など一部加筆で、その大半が「議論をすすめていく」というもの。私はこう考えます。「議論してから政策を発表せよ」と。

 その代表が「ベーシックインカム」。まず、「ベーシックインカム」を1分で解説します。ベーシックインカムの歴史は古くトマス・モアが1516年刊行した「ユートピア」にそのひな形があり、フリードリヒ・ハイエクやミルトン・フリードマンもその列にならびます。かつて米国のニクソン大統領が、真剣に導入を検討したこともあります。ざっくりといえば、国民一人当たりに国家が毎月なり、毎年一定額の現金を支給するというもの。超バラマキ政策ながら、一方で健康保険や年金、その他の公共福祉を停止します。世界中各地で実験が行われ、それなりに良好な結果も得られており、これをポジティブにまとめたルトガー・ブレグマン著「隷属なき道」が世界中でベストセラーに。そして古くからあった概念「ベーシックインカム」に再び光が当てられます。ここまでが「ベーシックインカム」の説明。

 絶望の党…もとい、希望の党の政策は、まるでこの本の「あらすじ」のようです。だから、ベーシックインカムの現実を理解していません。それについても1分でまとめてみます。

 希望の党がパクッたと見られる、「隷属なき道」にあるベーシックインカムの大前提にはAIの普及があります。小池百合子希望の党代表は「AIによって仕事を奪われていく人のためにベーシックインカムの導入を検討する」と説明しました。小池百合子氏にあるのは政局と野望だけで、中身がないとは政界通がそろって口にすることですが、なるほど、AIひとつからもそれが透けて見えます。ざっくりといえば、AIが人間の仕事を代替することにより生まれた余裕分をベーシックインカムとして還元するというものだからです。ベーシックインカムは失業保険でも生活保護でもありません。職業の有無、年令性別所得を問わず一律に支給するものです。後藤祐一氏(前民進党)が「世界中で地域や対象を絞って実験されている(要旨)」と補足しますが、ならば財源もあり、島嶼も過疎も都会の地域も管轄する「東京都」こそが、その実験にもっとも相応しく、「都知事」の立場をフル活用すればできる政策を、国家レベルで取り組むとはまるで民主党政権時代の「社会実験」の再来です。

 はい、ここまで。いかに彼らがベーシックインカムを理解していないかがわかることでしょう。これらのことは、先の本を斜め読みしただけでもわかるレベル。これが政策ならば、国会議員はテレビコメンテーターでも務まる仕事ということです。
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2/2に続く。
 
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