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暴走する悪徳エリートの所業
311367 「CIAが始めた陰謀論のレッテル」
 
達磨防人 16/01/14 PM05 【印刷用へ
 下記の記事から、陰謀論のレッテル張りを始めたのがCIAとすると、「陰謀論というラベリングによって論外とするような態度のほうがずっと有害」というくだりも一理ありますね。

リンクより引用
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 ジャーナリストの佐々木俊尚氏が外交評論家の孫崎享氏の本に陰謀論のレッテルを貼った“事件”の続きです。佐々木氏は、陰謀論は「自己憐憫」と「思考停止」を招くからよくないというのですが、既出の田中聡氏は、これに対して自著において、次のように反論しています。
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 佐々木は削除された冒頭で、「典型的な謀略史観でしかない」と、孫崎の書を切って捨てた。なぜ謀略史観がいけないのかなどは言わずもがなという感じだったが、この結論によって陰謀論は「自己憐憫と思考停止を招く」からダメだと考えられていることがわかる。佐々木には孫崎の本が「自己憐憫と思考停止を招く」のではないかと案じられたのだろう。それが佐々木の端的な読後感だったと思ってもよいかもしれない。「自分はこういうことを思ったよ」と書かないで、「これは謀略史観だ」と書く。それがラベル貼りの論法である。(中略)
 それよりはむしろ、陰謀論というラベリングによって論外とするような態度のほうがずっと「有害」だと思うのだ。それに、そのラベル貼りこそが、それについての思考停止を招いているのではないか。       田中聡著『陰謀論の正体!』幻冬舎新書347
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(中略)
 
 陰謀論のレッテルが貼られると、多くの人はその主張は論外であるとみなし、調査も追及もやり難くなるので、それを社会的に抹殺することも可能になるからです。きわめて効果的なプロパガンダになるといえます。
 そこで、この陰謀論のレッテル貼りをはじめたのは誰であるかについて調べてみたのです。それを解くかぎは、米国の歴史学者のランス・デヘイヴンスミス氏が2013年に上梓した次の本にあったのです。
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ランス・デヘイヴンスミス著『アメリカの陰謀論』(Conspiracy Theory in America)
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(中略)
 
 デヘイヴンスミス氏は、陰謀論のレッテル貼りはCIAのプロパガンダとして、1967年から始められたといいます。なぜ、1967年なのかというと、当時のケネディ大統領が1963年11月22日にダラスで暗殺され、その暗殺事件を検証するために設置された大統領特命調査委員会(ウォーレン委員会)による最終報告書が、1964年9月に発表されたことと密接に関係するからです。
 この報告書は、本文だけで888ページに及ぶ膨大な内容であるのに、真相を解明するのに程遠い内容だったのです。とくに報告書が、次の2点に絞り込み、犯人を断定している点が、大きな疑惑を呼んだといえます。
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1.狙撃犯は1人である
2.発射した3発の銃弾
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 「1」については、暗殺はリー・ハーヴェイ・オズワルドの単独犯行であることを結論づけています。しかし、オズワルドは必ずしも射撃が上手ではなく、暗殺に使用されたライフルの命中率も高くないのです。
 「2」については、オズワルドが発射した銃弾は3発のうち2発は外れ、1発がケネディ大統領と同乗のテキサス州のコナリー知事に計7か所の傷を負わせたとしている点です。1発の銃弾でケネディ大統領の命を奪い、コナリー知事に多くの傷を負わせている点が不自然なのです。
 このように、ウォーレン報告書に対する疑いから、多くの人がリンドン・ジョンソン大統領が暗殺事件に関与しているのではないかと疑いはじめたのです。なぜなら、ケネディ大統領が暗殺されて、一番利益はを得るのが、当時副大統領を務めていたリンドン・ジョンソンであったからです。
 その頃から、ケネディ大統領暗殺の犯人は政府の上層部であるとするコンテンツが新聞や雑誌や書籍に掲載されるようになったのです。そして、1966年の世論調査によると、米国民の過半数がウォーレン委員会の調査結果は不十分としていることが判明したのです。
 このような状況になり、危機感を持ったのはCIAです。事態を放置すると、米国政府に対する不信感が高まる恐れがあると判断したからです。そこで、CIAは、1967年1月から「1035─960」という文書を使って、ウォーレン報告書疑惑を記述する書籍や人物に対して、陰謀論者であるとするレッテル貼りをはじめたのです。これが陰謀論のレッテル貼りのはじまりなのです。──[現代は陰謀論の時代/004]

≪画像および関連情報≫
 ●ケネディ大統領暗殺事件
 リンク
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(引用おわり)
 
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