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アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争
308294 株式市場崩壊/これから2〜3ヵ月は、世界市場・崩壊の予兆を目の当たりにすることになる。4/4
 
向芳孝 ( 50代 神戸 会社員 ) 15/10/07 PM04 【印刷用へ
カレイドスコープ( リンク )の続きです。
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■これからの2、3ヵ月は世界に衝撃を与える
エゴン・フォン・グレヤーズは、このように言っています。

・・・それは、おそらく、世界の株式市場で壮大なナイアガラ(大量の水が落ちる大瀑布のように、株式市場で起こる大暴落のこと)を見ることになるでしょう。

株式市場のナイアガラは何度かやってきますが、その中でもっとも大規模な暴落の後で、債券市場の暴落が訪れるでしょう。それは、金融システムだけでなく、世の中のあらゆるシステムに深刻な影響を与えることになるはずです。

絶望の長い期間の間には、希望と楽観主義が交互に現れるでしょうけれど、悲しいことに、それは短命に終わります。

金と銀は、こうした問題が次々と起こる中で、最大の受益者になります。

恐怖が支配し、資産市場が暴落し、多くの投資家は貴金属に避難場所を求めます。

西側の中央銀行は、保有していた金を売ってしまったか、あるいは、リースに出してしまっているので、株式を売って資金を避難させようと貴金属市場に入ってきたとき、すでに売買できる金は、ほとんど残されていないということです。

つまり、現物の裏付けのないペーパー・ゴールドが飛び交いするだけなのです。

一方、この間を利用して、東側(例えば中国とインド)の賢い国は、かなり下げたところで金の現物を大量に買いつけることができたのです。

しかし、金の現物の市場では大きな不足が生じているので、この状況は、それほど長くは続きません。

・・・COMEX金先物の未決済残高は4,100万オンスに上っています。
それは、重さにすると約1,300トン、金額にすると約500億ドル(2015年9月22日現在)に相当します。

しかし、COMEXの現物ゴールドの手持ちの登録在庫は、わずか1億8500万ドル分しかないのです。

このように、COMEXの現物ゴールドの在庫の250倍以上の金が、ペーパー・ゴールドとして取引されているのです。

■COMEXの金市場は、すべて人工的に操作されている
The Comex Is Facing A Gold Crisis(2015年9月9日)

・・・CME(シカゴ先物)の最近の発表では、ペーパー・ゴールドと、「deliverable(配達可能)」な現物ゴールドの総量の比率は、200対1にまで開いている、ということです。

9月4日の金曜日、JPモルガンは、金の保管庫にある適格口座の顧客の保有分から、89.4Kオンスを引っ込めました。
また、登録口座の「deliverable(配達可能)」な分から、122Kオンスを顧客の口座に移動しました。

・・・どこかの取引先が、JPモルガンの金保管庫から、「金の現物と交換したい」という顧客の要求に応えられるように、現物の金を移し替えた、ということです。

・・・9月9日の取引報告では、金先物の未決済取引残高は、4190万オンスに増えたとのこと。どんどんペーパー・ゴールドが増えているのです。

これは驚くべきことに、あらかじめ207対1の比率で、ペーパー・ゴールドと「deliverable(配達可能)」な現物ゴールドの比率を設定していたことになります。

・・・現在、COMEXの現物ゴールドの量は、2002年以来、もっとも少なくなっています。それは、ほぼ100%、デリバティブに充てられている、ということです。

もはや、連邦準備制度理事会と米国財務省のエージェントである金地金銀行を経由して、金市場において金の指標価格を決める値決めのメカニズムを制御するためにやっているのです。

言い換えれば、COMEXの金市場は、すべて人工的につくられた市場である、ということです。

・・・金と銀の現物の供給量は日極めで、どんどん縮小しているのです。

確かに、大部分の貴金属ディーラーは、金と銀の在庫を切らしているようです。

先物と現物との比率が200対1などという事態は、金と銀の市場が危機モードに入っている確かな兆候であると考えないわけにはいかないのです。

見る限り、投資専門サイト「ゼロ・ヘッジ」には、8月3日の時点で、ペーパー・ゴールド/現物ゴールトの比率が124倍に希釈されていることを問題視する記事が出ています。

そして、9月16日には、エゴン・フォン・グレヤーズの警告のとおり、ペーパー・ゴールド/現物ゴールドの比率が252倍と、8月3日の時点と比べて、さらに2倍に希釈されているのです。

ブルームバーグは、その翌日の17日、「金在庫不足説を真に受ける必要なし−米COMEX在庫は十分との見方」という見出しの記事を出しています。

■金の現物は絶対的に不足している
いったい、何が起ころうとしているのでしょうか。

・・・確信的に言えるのは、大規模な金の現物の不足があるということだけです。

そして、アメリカの投資家が1オンス当たり、1,100ドル台で金を買うことができる局面は、すぐに過ぎ去っていくだろうということです。

そのとき、もうペーパー・ゴールドは、見向きもされなくなるでしょう。
そして、銀行システムの外側で保存される物理的な金(現物)だけが、価値を温存できる唯一の方法であることが理解されるでしょう。

金価格は再びじりじり値を上げ始めています。
(以上です)
 
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