暴走する悪徳エリートの所業
99665 「お客様は神様です」の本当の意味は?
 
あいうえお ( 35 兵庫 ) 05/10/24 PM01 【印刷用へ
先日面白い話を聞きました。歌手の三波春夫さんの言葉で『お客様は神様です』という有名な言葉がありますが、その意味は一般的に「お金を払ってくれるお客は有難い」と解釈されていると思います。ただ一説には「お客が少ないより多い方が演じる方もやる気も出るし、思わぬ力を発揮できることがある。お客というのは演じる側の潜在的な力を引き出してくれるのだ」という全く逆とも思われる意味が含まれているということらしい。

非常に興味深いと思いました。と同時にお客っていうのは何かと考えさせられました。芸の中身を追求してきたある種の答えなのでしょう。ところで現在の芸能人の評価はテレビ中心になってしまったせいか芸能人の人気もマスコミに握られているといっても過言ではないのでしょう。少し人気が出ると長持ちはせず、飽きられるころにはまた別の人が現れるといった感じです。私達の評価は、テレビの露出度に規定されてしまうということになります。

少し古い話ですが、美空ひばりさんという歌手は亡くなる少し前にはテレビにもあまり出ずに、私自身小学校の頃だったか、何かの機会でその歌声を聞いたとき母に「美空ひばりって何でこんなに歌が上手いのに年末の歌謡賞も貰っていないし、紅白にも選ばれていないの?」と素朴に尋ねたことがあります。どんな答えが返ってきたかはあまり詳しく覚えていませんがマスコミと上手くいかなかったみたいな話を聞いた覚えがあります。病気が回復して復帰したのを話題にしたり、亡くなった後マスコミはいまだに特集を組んだりしています。いまでは伝説の歌手のような扱いっぷりです。(もちろんそれに似合う実力があるのは認めますが・・・マスコミ側はどちらかというとある程度視聴率を見込める話題として取り上げているように思います)

マスコミの力が大きいので取り上げると人気が出る。そうでなければ人気がなくなっていくという仕組みになっていると思います。今やマスコミが第一権力になりマスコミにとって都合の良い人ばかりが話題に取り上げられるようになっているのは、芸能だけでなく政治や経済の世界にも共通していると思います。「お客様は神様です」の意味をお客至上主義としか思考できなくなっているのもその影響が大きいのではと思いました。
 
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