暴走する悪徳エリートの所業
98867 小泉首相と中曽根元首相に見る奇妙な共通点
 
宮本昇 ( 不惑 奈良 監理 ) 05/10/10 PM07 【印刷用へ
高度経済成長を果たした’70以降、日本の首相の中でこの御二人に奇妙な共通点があることに気が付きました。奇妙というのは同じ自民党内で小泉にとって中曽根は政敵=政策を遂行する上での敵対者?であり、前回の参院選と今回の衆院選でその影響力を完全に駆追した事は誰の目にも明らかです。にもかかわらずその政策は非常に近いものがあり、むしろ小泉は中曽根の後継者では無いかと見紛う感すらあります。

靖国参拝と対中関係、行財政改革と構造改革、国鉄/電電/専売公社の民営化と道路公団/郵政公社の民営化、対米経済政策etc、ほか政策では無いけれど、4年以上に及ぶ長期政権の維持('70以降はこの二人だけ)

この中で対米経済政策は注目に値する。中曽根といえば当事アメリカのレーガン大統領との仲を‘ロンとヤス'と呼び合えるほどの親密さが売りで、当人は対等に渡り合える政治家である事をアピールしたかったのでしょうが、その実は非常に疑問です。
アメリカ国債を最初に買ったのは中曽根です、'85年プラザ合意による円高・ドル安基調によりこの国債が10兆円近くの目減りをしてしまった。こんなのは序の口でプラザ合意が彼のバブル経済の発端になったことは余りにも有名な話です。
さらに当時市場開放の圧力下で金融政策の自由化の名のもとに株式市場における‘裁定取引’なるものを認めてしまった、これがバブル経済崩壊の直接的原因であったと言われています。ユダヤ系ヘッジファンドによる仕込みが'89年の年末に終わり、'90年の年始より日本の株式は大暴落、この結果150〜200兆円もの資金が日本市場から泡となって消えたのです。
バブルはアメリカの意図のもとにつくられたと言っても過言ではない、そのお先棒を担いだのが中曽根です。

小泉も同様に、ブッシュ大統領との親密さをアピールしています。中曽根が始めたアメリカ国債の購入は、今や70兆円強と言われています(海外保有国ではダントツの一番、海外分の約35%以上を保有)。為替相場での円高を押える為に、ニュースなどではアメリカ、日本における協調介入などと報道されますが、その実は日銀がアメリカ国債を買っている事に他なりません。ここで注目すべきは、'04年小泉は、円高是正の為と称し‘外国為替資金特別会計の借入金限度額’なるものを、かって70兆円だったものを一挙に140兆円にまで倍増させてしまった。アメリカが喜ぶのは勿論、トヨタなど輸出企業はもろてを上げて喜んだのは想像に難くありません。紙くず同然になるまで持ち続けるしかないアメリカ国債を国民の誰が歓迎するのでしょうか。(書くうちにだんだんと腹が立ってきますが・・・)

長期政権は政策とは無関係と書きましたが、両政権がアメリカの傀儡政権であるとの見方をすれば最も重要な共通点かも知れません。ハゲタカ国アメリカは実に巧妙に仕込みを行い実行するはずです、その目的を成就する為には短期政権ではおぼつか無いのも納得です。
私達はバブルの崩壊とその後の混乱を目の当たりにしてきた歴史の証人でもあります、今その歴史の記憶が薄れる中、危機は高まっているのかも知れません。マスコミなどは全く当てにに出来ず(むしろ事実を隠蔽する敵だと認ずべし)小泉の暴走を止めるのは私達自身の責任であるのかも知れません。
 
  List
  この記事は 98737 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_98867
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
自民党派閥の系譜図 〜在任期間が長い首相の共通点と民主党の背後に潜むアメリカ〜 「日本を守るのに右も左もない」 10/06/28 PM09
中曽根−小泉 従米政治家の系譜 「日本を守るのに右も左もない」 09/12/10 PM04
221632 次々と暴かれる特権階級の悪業 ギニュー特戦隊 09/12/10 AM11
221622 政治家・マスコミの米国隷従は異常 岸良造 09/12/10 AM04
221582 人気取り政治家の路線は危険がいっぱい。 今井勝行 09/12/09 PM07
221549 中曽根も小泉もアメリカの傀儡政権 星埜洋 09/12/09 AM03
221109 特権階級の大罪:官僚支配を強化した小泉、その源流は中曽根 坂本日出夫 09/12/03 PM01
141595 バブルはアメリカ、中曽根、日銀の陰謀? 足立晴彦 07/01/04 PM01
141484 「構造改革」のルーツはアメリカにあり 高菜ごはん 07/01/01 PM00
136256 アメリカによる日本独自OS=TRON潰し 小暮 勇午 06/11/02 PM09
134978 『J・F・ケネディvs. 二つの操 り人形 小泉純一郎と中曽根康弘』渡邉良明著
「アメリカの操り人形が首相の国って・・・」
高菜ごはん 06/10/21 AM01
拉致問題を食いものにする安倍首相 「Trend Review」 06/10/10 PM08
中曽根と小泉の奇妙な関係<軍事> 「Trend Review」 06/10/08 PM09
133542 アメリカ傀儡政権の条件 06/10/08 AM01
115523 中曽根・小泉両首相とアメリカとの関係について −金融面の具体的政策を通じて− 船長 06/05/23 PM07
「バブル首相」という共通点 中曽根・小泉政権 「消費経済研究会」 05/12/18 AM01
100219 アメリカの代理人たちA 〜政・マスコミ・金融IT勢力の背後〜 井上宏 05/11/02 PM07
100192 アメリカの代理人たち@ 〜政・マスコミ・金融IT勢力の背後関係〜 井上宏 05/11/02 AM01
99434 靖国参拝に見る小泉の暴走とマスコミの擁護 高田敦 05/10/20 PM02

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である
超国家・超市場論10 何をするにもお金がかかる社会
お金〜ことわざより〜
市場と国家の共犯関係
超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たない
超国家・超市場論12 市場の拡大限界は、国家の統合限界でもある
潮流4:輸血経済(自由市場の終焉)
潮流5:失われた40年
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
市場の起源、原資拡大の方法、その真実の姿
金貸しの存在構造、不換紙幣の成立
国家債務危機〜ジャック・アタリ氏から21世紀を読み取る3
現実に社会を動かしてきた中核勢力
統合階級の暴走で失われた40年
米国債デフォルト:金融勢力の狙いは旧紙幣の廃棄
国債暴落後の世界経済はどうなる?
経済破局の下で秩序は維持できるのか?
国家紙幣によるゼロ成長の経済運営
学者・官僚・マスコミは、骨の髄まで金貸しの手先である
劣勢のロックフェラー勢は日本篭城計画を進めるしかなくなった
バブルとバブル崩壊〜金融資本主義の罠を仕掛けたロスチャイルド勢
40年の長期戦略を持ってEU統合と世界の多極化を進めてきた欧州貴族
闇の勢力争いの現状分析〜闇の支配勢力研究家の諸説をどう読むか。
「特権階級の世界」と「大衆の世界」〜2つの世界の断絶と接点は?
民間銀行から「信用創造・破壊権」を取り上げ中央銀行を国有化すればすべては解決する!
アメリカ、欧州で反金融の階級闘争が勃発か
金貸しは目先の利益追求に追われて、地球を破壊してきただけ
マネー経済の急拡大
マネー経済拡大の原因 Aグローバリゼーション
電通を媒介にしたアメリカによるメディア支配
世界中を巨大市場化していく諜報機関
ロックフェラーVSロスチャイルド 2大企業群
「ロックフェラー 対 ロスチャイルド」って何?(2)
「アメリカに食い尽くされる日本」を読んでA
9・11テロはアメリカの自作自演という世界世論
FRBは、アメリカ闇の勢力の中核部

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp