日本人の起源(縄文・弥生・大和)
98347 規制緩和、民間解放はごまかしである
 
田宮昌明 ( 37 兵庫 建築士 ) 05/10/02 AM02 【印刷用へ
この間、規制緩和や民間解放がさも閉塞感漂う市場に大きな風穴を開けてくれるような記事をビジネス誌などで目にすることがある。
そのマーケットは50兆円、明治以来100年に一度のチャンスなどといううたい文句が並び、この潜在一隅のチャンスに乗り遅れるなとばかりの記事となっています。

しかし、ここに大きな違和感を感じます。

市場は元々、>国家というモチに生えたカビである(31251)様に、闘争圧力からの抜け道としての共生(取引)関係でしかありません。

個的な取引関係が母体となるそのエネルギーの源泉は性的自我であり、そこに働く競争関係は放っておけば際限が有りません。

市場は社会の統合課題は人任せで、その市場を秩序化すべく存在する様々な規制さえ、取引の邪魔になれば、規制緩和を要求します。民間解放も、ある意味市場の規模拡大を要求しているにしか過ぎません。

そして現在既に国家は市場に食い尽くされ、百年かかっても返済できないような借金までつくり上げて来ました。

これは、共生(取引)関係という市場の関係が、あくまで統合機能を持たず、国家の庇護下で無いと成立できないことを示しています。
また、共生とは生物学的に見ても、闘争機能が十全に適応出来ないときに、各々が足らない部分を補う為の機能であり(30223)、あくまでも適応戦略上の主軸は闘争適応にあり、共生適応は従であるからに他なりません。

また現在、環境破壊や精神破壊を初め、先ほどの市場や財政破綻の問題以外にも、適応という点から見ればたくさんの課題があるはずです。しかし、ものの見方が共生(取引)関係に縛られていては、その関係の中でしか解決策を見出すことが出来ず、全てが小手先に終わっています。

つまり、今考えるべきは、みんなの共認を元にそれらの課題をどうするのか、さらに社会の統合をどうするかと言う闘争課題そのものであり、市場については、チャンスがどうこうではなく、どう軟着陸させるのかと言うことの方が問題になるはずです。


 
  List
  この記事は 31251 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_98347
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp