西洋医療と東洋医療
97053 「ガンとは何か?」〜不可能視が作り出した不治の病〜
 
松尾茂実 ( 39 佐賀 経営コンサルタント ) 05/09/08 PM10 【印刷用へ
>ウィルヒョウとは、ガンの定義で知られる十九世紀の細胞病理学者。「ガン細胞は、宿主(患者)が亡くなるまで、無限の増殖をする」
何と絶望的な定義であることか。<

ガンに対する恐怖は、多かれ少なかれ誰もが持っていることでしょう。その恐怖の出発点は「ガンになったら物理的に治癒しない限り治らない」→「転移したら一細胞も残らず見つけて退治することは極めて難しいだろう」という推論であり、ウィルヒョウの定義が与えている影響が大きいと思います。

そこで、ガンについて調べてみましたが、驚いたことに悪性腫瘍(=ガン)か良性腫瘍かの境目さえ極めてあいまいなのです。

> 腫瘍には、大きく分けて良性腫瘍と悪性腫瘍のふたつがあります。
良性腫瘍はまわりを押し退けるように膨張性に大きくなります。また、周りを被膜でおおわれていて、はっきりとした境界を作ります。
これに対し、悪性腫瘍では細胞が周りに入り込んで発育していきます。周囲との境界は不明瞭で、抵抗の弱い部分(=細胞と細胞のすき間や、血管、リンパ管など)へ、しみだす様に増えていきます。<リンク(「お庭のこっこ」)

周辺組織へ入り込んで転移するかどうかが悪性かどうかを分けるポイントだそうですが、問題は・・・

> 現在のところほとんどの場合、良性腫瘍と悪性腫瘍を区別するには、形態学的に診断を下すしか方法はありません。
つまり、顕微鏡をつかって人の組織の薄切りを観察し、悪性か良性かを判断する(=病理診断といいます)、人の目で見て診断を下すしか方法がないのです。< (同上)

つまり、ガン細胞かどうかは、細胞自体に違いがあるのではなく、他細胞に侵食すると「ガン」と診断されることになります。

> 多細胞生物の細胞は秩序をたもって命令どおりの仕事をするという使命を科せられています。でも、もともと単細胞生物から進化したので、多細胞生物の細胞にも自由に増殖する能力も備わっています。だから、秩序を乱して自由に増えつづけたり、別のところへ行って他の細胞の仕事を邪魔する細胞ができることがあります。人間は60兆個もの細胞からなりたっているわけですので、その中にはいうことを聞かない細胞ができるのはごく自然なことです。

このような「決まりを守らない細胞」が「がん」の芽になります。しかし、我々の体には「免疫」というすばらしい機能が備わっており、常に体中をパトロールしており「決まりを守らない細胞」を見つけると片っ端から壊しています。ですから、「がんの芽」ができることと、実際に人を殺してしまう「がん」ができることは違うのです。しかも、もし1個の「決まりを守らない細胞」=「がん細胞」が免疫機能をすり抜けたとしても、約10億個(1g)まで増えるのに平均9年もかかるそうです。「早期がん」として発見されるのは普通このくらいの大きさのときです。 < リンク
(細胞検査士会のHP)

> 健康な人の体内では、毎日100万個ほどのガン細胞が生まれていますが、ナチュラルキラー細胞など免疫機構が正常に働いていればすぐに摘み取られ、即ガンになることはありませんが、加齢と共にその危険度は高まります。高齢になるほどガン発生率、生活習慣病の罹患率が高くなるのは、ナチュラルキラー細胞の活性化の衰えに関連しています。< リンク(「免疫プラザ」)

「ガンとは何か?」を調べれば調べるほど、ガン細胞はは免疫機能によって日々克服されているのであり、ガンの原因となっている生活習慣や食生活、そして何よりもストレス源となる間違った思考パターンを改善することによって自然治癒できるものなのだ、ということが明らかになってきました。

ガンを不治の病にしているのは、不可能視にしかならない「ガン細胞は、宿主(患者)が亡くなるまで、無限の増殖をする」という誤った観念なのです。


 
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