>この様な統合の仕組みを作っているからこそ、それに矛盾しない限り最先端機能に則ってとことん分化=差異化を推し進め、かつ両者が調和できたと言っていいと思います
まともに地上を歩くことが出来ないほど凄まじい外圧に晒されていた人類は、実現論実現論1_2_02「雌雄の役割分化」にもあるように
>雌雄分化とは、原理的にはより安定度の高い性(雌)と、より変異度の高い性(雄)への分化(=差異の促進)に他ならない。従って、雌雄に分化した系統の生物は、適応可能性に導かれて進化すればするほど、安定と変異という軸上での性の差別化を推進してゆくことになる。
という雌雄分化の適応戦略のもとでこの危機的状況を乗り越えてきたとも言える。本能では対応=適応できないこの外圧状況に於いて、唯一頼りにできたのは共認機能だけ。外圧に対応する為の雌の雄に対する闘争期待、これがより雄に適応態への変化を促す。そして、不全感を和らげる為の雄の雌に対する解脱期待、これにより得られる深い充足感覚が雌に役割充足を与え、性機能収束、さらには出産と子育てという役割に収束していくことにより、より適応度の高い子をたくさん残す。これにより人類もより進化してきたと言えるのではないでしょうか。
>逆に言えば、この様な統合の仕組みを作っているからこそ、それに矛盾しない限り最先端機能に則ってとことん分化=差異化を推し進め、かつ両者が調和できたと言っていいと思います。
なるほど、適応するために、とことん差異化をすすめ変化・多様性を生み出す活力を生み出しているものが、男女和合の引力であり、より適応のスピードを高めるために集団内にこの充足感覚を広めるための、婚姻規範を確立していったとも言えるのではないでしょうか。
従って、現代、だんだん男女の引力が弱まっている状態は、種として適応するための変化を妨げている、何かヤバイ気がします。
|
|