生命の誕生に次ぐ最も劇的な進化の一つである雌雄分化。これにより生物は、さまざまな環境の変化に適応できるようになり、今日に至った。それはつまり、オスとメスがそれぞれの役割(闘争と生殖)に特化した結果であり、且つその役割を全うした結果でもある。
そして人類の場合、このことを可能にさせた源泉(活力源)は言うまでもなくオス・メス間の共認充足にあると思う。
では、現在の男と女はどうか。闘争と生殖という役割意識はほとんどなく、強いて言えば「人」としての役割を果たそうとしているだけである。それでは雌雄分化した意味がないし、今以上の進化(現在の閉塞状況を打破すること)は到底望めない。
男女間の共認充足、そして、それを活力源とした男女の役割充足がさらなる共認充足を生む。このサイクルこそが、人類の最大の活力源であり、雌雄分化が人類にもたらす最大の効用であると思う。 |
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