市場は環境を守れない、社会を統合できない
96797 すでに政治もチンケな運動に成り下がった。
 
田野健 HP ( 42 東京 監理 ) 05/09/03 PM11 【印刷用へ
>社会的な問題意識の高い人々の中には、環境その他のサークルで活動している人も多い。しかし、どのサークルも参加者は少なく、ネットワーク化も進んでいない。従って、それらの活動が大きな運動に盛り上がってゆく感じがしない。何より、それらの活動の集積が社会を変えていくとは思えない。だから、普通の人は参加する気になれない。

つまり、各運動団体は、今や夫々に体制の部分部分の穴埋め補修の役割を担うことによってかろうじて存続しているだけなので、自分たちの運動を統合するネットワークさえ形成できないのである。これでは、全国民的な運動NWに発展してゆける訳がない。(9050要求運動の終焉)

この投稿はNPOを初め社会運動にまつわる諸活動に対して言及しているが、まさに同じ構造を一国を左右する今の選挙活動や政治運動にも感じる。

選挙の公示が行われ、各地で選挙戦が始まっている。国民の政治への関心が高まる中、各政党の主張やそれを指示する運動団体の盛り上がりに対して、マスコミ同様、是否論に終始し切れ味も説得力もない論争が繰り広げられている。そろそろ普通の人はうんざりしはじめており、解散から投票までの期間は過去最長の5週間というのも加わって、せっかく高まった関心もこのまま維持されるとはとうてい思えない。
説得力に欠け、机上の政策理論だけの空論になっている民主党などは、早くも「一度民主党に政権を任せてください、というお願い基調へ転落している」。自民党にいたっては、まともな政策論争はしたら負けと思っているのか党首以外は幹事長初め選挙戦は貝を貫く構えだ。

やはりここに来て改めて思うのは政治運動や政党政治が持つ限界性である。
一般的には学歴も学識も高く政治手法にも精通している人達が集まった集団である。利権をむさぼる旧来の政治手法はすでに通用しなくなり、民主の岡田党首に代表されるようなまじめな理論派も中には出てきている。好感が持てる若手もいる。しかし、何も新しいものは出てこないのである。

>もともとこの社会(市場社会)は、近代思想(恋愛・自由・個人・人権etc)に導かれて成長してきた。その同じ思想に立脚して、体制を転換させることなど出来る訳がない。にも拘らず、(新しい思想を構築しようとはしないで)「運動」を存続させようとすれば、身近で具体的な運動目標を結集軸にするしかなく、(もともとが体制と同じ思想に立脚しているので)身近な運動目標に埋没すればするほど体制に絡め取られて、体制の補完物になってゆく。(9050)

政治は私権闘争の延長であり、市場社会への寄生物でしかない。その枠の中で思考している以上何もでてこない事は明らかである。
つまり、本当に人々が求めている改革期待とは市場社会を超えた地平にあり、混迷する社会を根本から統合するという視点無くしては答えられるはずがない。
既存政党、政治の中からは本当の改革の芽は出てこないという事が今回の選挙で明らかになるのではないだろうか?
 
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