共認運動をどう実現してゆくか?
95935 同化・同一視って何?
 
蘆原健吾 ( 36 大阪 出版 ) 05/08/12 PM11 【印刷用へ
なんで屋でカードをアピールするデモを、露店仲間と一緒に考えてみました。

同一視のカードなんですが、これすごくいいカードですよね^^)

======================================================
■同化・同一視って何?

今日は、このカードについてみなさんと一緒に考えてみたいと思います。

『相手も自分も同じなんだ。その事に気付けばいろんな事が見えてくる −同一視−』

こうやって、路上に座って「なんで屋」やってると、「なんで?」を聞く人ばかりではなく悩みをなんとか解消したいという人にもたくさん出会います。

彼氏とうまくいかない、妻とうまくいかない、上司とうまくいかない、クラスメイトとうまくいかない、などなどいろいろなケースがあるんですが、要するに人間関係がうまくいかなくて悩んでいるというのがほとんど。

じゃあ人間関係がうまくいかないってどんな状態なの?

相手が分かってくれない、相手の考えてることが分からない、気まずい、ディスコミ、ケンカしてしまう、攻撃される(いじめられる)などが考えられるけど、そんな時、大抵の場合、相手を「否定視」してしまっていることが多いよね(どうせ分かってくれないとか、あいつはバカだとか、ひどい奴だとか、相手が謝ってきたら許してやらんでもないがこっちからは謝ってやるもんか、とか…)。

人間関係がうまくいくためには、相手への「否定視」をやめて、「肯定視」すればいいよね。そうすれば、相手も少しは心開いてくれるし、対話も可能になってくるし、まずは僅かな充足でも、それが絆になって関係が改善の方向へ向かう。

「そう(相手を「肯定視」すればいい)は言うけど、それができれば苦労はしないよ!」と思うかもしれません。そりゃごもっともです。

私達は聖人君主なわけでもないんだから、そんな簡単に相手を肯定視するって言ってもなかなかできない。「人それぞれ価値観が違うんだから、合わない人とは合わない、だからそんな人を肯定視する必要もなければ関係をうまくやってく必要もないもん!」…なんてひねくれてしまうのが常だったりします。

でも、そう思っている限り、人間関係はますます悪化しあちこちで破綻をきたし、しまいには四面楚歌ということになってくるのは必然です(そりゃそうでしょう、そんな事ばっかり言ってる人と仲良くしようなんて、あなただったら思わないでしょう?)。

そこでこのカードを見てください。

『相手も自分も同じなんだ。その事に気付けばいろんな事が見えてくる −同一視−』

人類には、他の生物にはない機能があります(正確に言うとサルにもあるんだけど)。

相手の気持ちに同化する機能です(実現論1_4_05参照)。

例えば、目の前で子供が思いっきり転んだら、思わずその子供になりきって「イタっ」と顔をしかめてしまったりします。

相手の状況が想像できてそれに同化できるから、ドラマや小説の主人公の境遇に涙したりもできるし、相手の喜ぶ顔がみたいってことで活力がわいたりするんです。

これは別にキレイゴトでも何でもなく、人類は適応のためにそういう機能を獲得してきた、という意味で「事実」です(他の個体の気持ちに同化できるのは人間だけ 72228)。

人間であれば、誰もが相手と同化する能力を持っている。そして相手も自分と同じように同化して充足したいと思っている…。

このこと前提にすれば、初めての人にも対立する人にも奥の奥では肯定視することができ、最初の一言を自分からかけることができるようになるよね。

最後にこのカード。

『まずは自分から心を開くこと そこからはじめよう』

たった今、「人間には相手と同化して安心・充足する機能がある」という認識を掴んだ“あなた”の側から、まず先に相手を肯定視して心を開いてみてください。

これまでとまったく違う世界が見えてくると思いますよ。

========================================================
 
  List
  この記事は 95604 ブログ への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_95935
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
261914 「両想い」「一緒」は人類の活力源☆ 中瀬由貴 12/03/04 AM10
相手も自分も同じ☆ 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 08/07/23 PM06
172726 自己中にならない! 倉田慈満 08/03/19 PM08
「相手も自分も同じ」ってホント? 「女は太陽♪」 05/10/28 AM03
96361 「同一視」の説明って、確かに難しい。 原田昭雄 05/08/23 PM09
96346 みんなが充足し合えるための“同一視”機能 小山瑠里 05/08/23 AM08
96148 「同化」そのものを優れた機能、認識と考える 佐藤英幸 05/08/18 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp