古代市場と近代市場
95879 科学技術の功罪
 
木橋哲夫 ( 45 東京 建築家 ) 05/08/11 PM10 【印刷用へ
終戦記念60周年と言う事で、昨日は数多くの特集番組を報道していた。
その中で印象的だったのが、

>エノラゲイの元機長ティベッツは、2年前、我々の取材にこう答えた。「人類にとって原爆投下が最善の道だった。我々は殺戮を止めたのだ。」
しかし、投下成功を知ったトルーマン大統領はその喜びをこう表現している。「我々は20億ドル以上の費用を使って、“史上最大の科学的ギャンブル”を行い、勝利をおさめたのだ。」(TVスクープより)

この“史上最大の科学的ギャンブル”への勝利は、その後、原爆や水爆の実際の実質的効果を確認する為に生体実験→人体実験へと、あってはならない狂気への道を加速していく。広島、長崎に続く「実験材料」は、福竜丸乗組員やマーシャル島民ばかりでなく、その後の核開発競争の中で、アメリカ自国民の被曝さえも組み込んでいくことになる。
そこに、まともな人間的判断があるとは到底思えない・・・

>〜そして次には、その生産効率を上げる為の科学技術が発達してゆき、市場の拡大競争が生み出した侵略戦争→軍備強化への期待圧力が、その科学技術を更に大きく発展させてゆく。
この科学技術の発達による快美充足の可能性(快適さ利便さ)の実現こそ、中後期の市場拡大の原動力である。(30709 超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である)

私権闘争の抜け道として市場が在り、そしてその市場拡大の方法論として科学技術の発展があった、と言う構造を知ることで“ありえない実験に至る理由”も始めて理解できるし、科学技術の功罪はその視点で初めて語ることができるものだと思う。

 
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