人類の起源と人類の拡散
95040 猿人はどこまで人間だったか 1
 
シャコンヌ ( 55 大阪 ) 05/07/24 PM01 【印刷用へ
我々人類の社会の成り立ちの根幹を探るべく「人間性の起源と進化」自然人類学者:江原昭善著をもとに考えてみようと思います。

>「私たちの祖先である猿人たちの日常生活の一こまを垣間見ることのできる、極めて興味ある事実が発見された。アフリカ大陸オルトバイ峡谷から居住の痕跡が発見された。……とくに石器が集中しているところがあり、そのすぐそばには動物の比較的大きな骨片や、まったく破損していない骨が堆積している。その状態から推測して、おそらく猿人たちは仕留めた獲物をここまでかつぎ込んで、男も女も子供も大人もその周りに座り込み、石器で肉を切り取りながら頬張り、あたりに骨を散らしていた。これが彼らのダイニング・ルームだったのだ。……このような猿人たちのたむろしている場所には、どのような意図があったのか知る由もないが、いくつもの積み石が見つかっている。大きい積み石では差し渡しが5mほどもある。目的はなんであれ、からだの大きさがせいぜい130pくらいの猿人たちが、人頭大の石を積み上げてこれほどのものを築くには、かなりの時間と並大抵ではない労力を必要としたに違いない。この事実はまた猿人たちがひとつの目的に向かって協力する能力を備えていたことを示す興味深い例であろう。…」<

 これは大きな驚きです。既に猿人たちは協力しあって生きていたと言うのです。そして多大な努力によって積み石をしていたということは、そこに定住して暮らしていたということでもあります。ダイニング・ルームに集まり獲物を分け合って暮らし、狩に出る者、住居を守る者、もの作りなどの細かな仕事をする者などがいたであろうと、この本で述べられています。






 
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