農村を活性化させる為には?
94095 自我教育を変えていくために
 
酒井裕志 ( 42 神戸 技術者 ) 05/07/07 PM11 【印刷用へ
昨今、子供たちは「規範意識がない」「道徳がない」「秩序がない」と言われますが、それらは文科省や教師側の都合発であり、教師に合わせてくれないことを、「規範意識・道徳・秩序がない」と言い、「授業ができない」と言っているのです。そのような教師たちが、子供たちに洗脳まがいの押しつけ教育を行ってきたのではないのでしょうか。

本来、教育はすべて「心の教育」だったはずですが、なぜいまさら特別に「心の教育」を声高に唱えるようになったのか。それは長年に亘って我々が行ってきた自我教育のツケを小手先で何とかしようとする行為に見えてなりません。

学校が予備校化し、家庭が学校の下請化し、テストの解答が絶対化した、受験技術だけが育てられてきた学校教育ですが、これらの反省としてなのか、政党の政策や文部省の管掌では、子供たちにボランティアや環境教育、職場の体験など、実体験の機会を持たせるようカリキュラムを工夫しているような事例も見られます。

これからは、子供たちの生活現場から起こった問題意識を中心に、資料収集やフィールドワーク・実体験を通した調査研究、クラスでの発表や討論等、相互評価ができるような環境作りが求められるのではないでしょうか。そして得られた知識がより現実的に検証されることによって、更に活力を生み出していくことが今までの自我教育を突破していく一つの方法なのではないかと思います。

最近では日本型のものも導入されつつあるようですが、例えばアメリカで生まれたチャータースクールのような手法を導入する方法も考えられるのではないかと思います。

チャータースクールは、アメリカのミネソタ州で生まれた、新しいタイプの公立学校(システム)です。州の法律ができたのは1991年で04年の時点で、全米のチャーター・スクールは、2996校に昇り、そこに通っている生徒の数はおよそ69万人にもなっています。

>ミネソタ州セント・ポールにあるシティー・アカデミーのマイロ・カッター先生は「チャータースクールでは、先生も教えたくて生徒も学びたくて来ているのです。そのため普通の学校と違い、勉強を強制することはありません。そうすると生涯学び続ける習慣が身につくと思います」と言う。

チャータースクールを一口で言えば、「手づくりの公立学校」ということになります。たとえば、教師や父母のグループが、「こんな学校をつくりたい」と青写真を描いたとします。そしたら、たとえば地元の教育委員会に認可を申請します。公立学校にふさわしいか審査され、承認されたら学校開設の特別許可(これをチャーターといいます)が下ります。そして、その新設チャータースクールを選んで入って来た、子どもたちの数に応じて、公的資金が投入されます。

チャータースクールは、ふつうの公立学校のように画一的な規制に縛れることはありません。生徒一人ひとりが自ら選択した課題を学び、学年をなくしたり、それぞれの生徒に合わせた授業内容が組み込まれていきます。ある学校では数学・英語などの必修科目の他に、外で行う実地学習に力を入れており、プロジェクトの進行にあわせて授業内容が柔軟に組み替えられます。

規制から逃れる代わりに、チャータースクールは「結果責任」を負わねばなりません。約束通り、子どもたちを教育できなかったら、閉校になってしまうのです。既存の公立学校が負わなくて済んでいる教育責任を、チャータースクールは自ら引き受けているわけです。公的資金を受けて運営される公立学校である以上、結果に責任を持つのは当然、という考え方なのです。
 
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