’70年貧困の消滅と私権の衰弱
93758 充足基調に潜む私権観念
 
山田純子 ( 23 滋賀 OL ) 05/07/02 AM10 【印刷用へ

私権に前向きに収束させるというプラス面ではもはや失格で機能せず、その結果、私権の衰弱に応じた潜在思念の本源収束が急速に進んだ。(24981

これは、実感としてもあるのでよく分かりますが、

私権観念は無効化しつつも、社会や課題や観念を捨象するというマイナス(捨象)面では機能しており、それが社会捨象・課題捨象の充足基調を維持させ続ける。(24981

というのは、最初なんだかピンとこなかったです。

私権観念が社会や課題や観念を捨象する・・というイメージがわかりませんでした。課題捨象の充足基調っていうのは、私たちの世代の多くがそうなのですが、周りの友達を見ているとお金やモノや彼氏・彼女よりより仲間の方が大事って感じで「私権観念なんてない。むしろ観念を持ってないんじゃないかなぁ。」って思ってました。

>滅亡の危機が迫っているとなれば、本来なら必死になって滅亡からの脱出口を考えている筈である。いったい、なぜ何もしようとせず、誰も考えようとしないのか?全ては、私権にしか反応しない様に徹底して囲い込まれてきた結果である。私権(性権→占有権)を唯一絶対価値とし、私権に関わること以外のことは徹底して排除するその脳回路上では、私権が確保されている以上、もはや何の生存圧力=危機圧力も働かず、危機圧力が働かない以上、危機脱出に向かおうとする可能性収束力=新しい活力(何かをやろうとする気持ち)が生じない。 (実現論3_5_04)

私権観念が、私権に関わること以外のことは徹底的に排除するという脳回路を作り出すことを知り、改めて私権の囲い込みの怖さを感じました。私権とは無関係だと思っていた私たちの世代の脳回路にも、私権観念がはびこっていて、私たちは「観念を持ってない」のではなく「全ての問題・危機を捨象する観念」を持っているんだ、と思うと本当に恐ろしいことだと思います。さらに恐ろしいのは、可能性収束力=新しい活力が生じないことです。

>もともと国家は、私権闘争を圧力源=活力源とする、力の序列原理に貫かれたその統合体として形成された。(31252)

その私権が衰弱し、私たちの活力までもを(若い世代にも無意識に)奪っていくようでは、そこに可能性がないとしか言いようがない。

>カギは、新たな活力源⇒圧力源の創出にある。(31252)

それは、すなわち活力源(内圧)が、圧力源(外圧)を作ることである。
’70の貧困の消滅以前は、圧力源=活力源は、常に外から生み出されるもの(外圧)であった。しかし外圧を克服した現在、集団の中から活力源(内圧)を生み出すことが、みんなの圧力源(外圧)をも生み出すことになる。

>人類の命運は、次の新たな活力源⇒圧力源を自らの手で作り出せるか否かにかかっている。(31252)

充足基調に潜む私権観念”という大きな気付きを得て、ますます認識の転換の必要性、新認識の可能性を強く感じました。みんなで次の新たな活力源(内圧)を作っていくべく、意識を新たにもっともっと新認識の勉強をしたいと思いました。
 
  List
  この記事は 24981 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_93758
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp