次代の活力源は?
93689 ネットを通じた人収束こそ、パラダイム転換の始まり
 
星埜洋 ( 45 東京 企画 ) 05/07/01 AM03 【印刷用へ
共認機能は、原理的に人が居ないと作動しない。従って、共認充足に先行して先ず人を求めるのは、原理的に当然の様に見える。しかし、通常、周りに人(友人や仲間)が居るのが当然の状態なのであって、まず人を求めるというのは異常である。実際、携帯やネットやサークルで相手を求めるのは、関係閉塞型に多い現象であり、共認充足している実現派はネットで相手探しなどしない。

確かにそうだ。私が子供のころ、家族や地域や学校や様々な場での人間関係というものは、所与のものであった。それは、今から考えれば、すべて偶然でしかない。しかしたまたまであろうと、そこに場や集団が形成されていれば、否応なくその中で、人間関係を構築していかなければならない。多少そりの合わない人間がいても、彼らと付き合っていくことは当然の現実課題であり、多くの人が疑いもなく周りの人間を受け入れてきたのだ。そしてその中で「それなり」の関係充足を育んでいった。

この時代背景を振り返れば「私権課題」という共通課題もあった。本源的な人間関係から見れば、多少ゆがんだ関係だろうが、「豊かさ」を共通に求め皆が目標を一にしていた。そういう意味では「共認充足」もあったと言える。

高度成長期を経て「豊かさ」が実現すると、「私権課題」も収束力を失う。だからあらゆる私権課題の為に統合された集団の収束力は一気に失われる。

若者の関係能力の低下や表層的な仲間関係はよく言われることだが、それもこれも、「課題」「目標」の崩れた集団、あるいは集団そのものの無意味化が大きく影響しているのも間違いないだろう。課題がなければ、仲間も集団も収束力を失うのは当然で、現代の若者が、目の前の集団(家庭や学校、職場・・・)に可能性(意味)を見出せずに、外へ可能性を模索するのは必然の流れに見える。

ケータイやインターネットなどの新たな関係ツールの出現で、この可能性が一気に開かれたと見ることができるのではないか?

一方、共認充足している実現派とは、私権関係を超えた本源的な人間関係を構築できている人であり、それは現代においては少数派でしかないのだろう。多くの人は共認否充足にあると言うのが、現代の時代状況であると思う。

>結局、多数派に刻印された異常な共認非充足の状態が、共認充足に先行して人を求める根深い人欠乏を作り出し、人こそが(共認充足に先行する)最高価値であるという空気をも作り出している。それは事実であるが、しかし、それが人類史上の異常事態(但し、間違ってはいない)であることも、忘れてはならない。

この人類史上の異常事態とは、私権統合が崩壊し、人類が今まで経験したことのない私権社会から本源社会へのパラダイム転換の時代状況として認識すべきではないだろうか?



 
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