本能⇒共認機能⇒観念機能
93231 自我回路は+幻想回路
 
雪竹恭一 ( 38 大阪府 営業 ) 05/06/23 PM10 【印刷用へ
自我回路は、必然的に+幻想観念回路に収束するという構造を持っていると思います。そもそも自我回路が、自分に都合の悪いことは捨象し(他者を否定し)、自分の都合のいいように美化(自己正当化)するという性質を持っていることを考えると、自我回路自体が+幻想回路であるとも言えると思います。しかし、より立体的に捉えてみて、人間の思考回路は最終的には観念回路に収束するという構造を考えると、自我回路は、最終的には+幻想観念回路を形成し、そこに収束することによって、固定回路となってしまうのではないかと考えられます。

例えば、+幻想観念の代表的な例としては、「自分」観念や「恋愛」観念などがあります。(より具体的には、少女漫画のメルヘンの世界やゲームの仮想現実の世界などの「私の世界」といった幻想も無数にあるでしょう。)それらの観念に共通することは、現実否定⇒現実捨象(or逃避)のベクトル上に形成された観念であるといいう点です。例えば、「自分」という観念にこだわるのは、現実の仲間関係を否定し、仲間を捨象(or仲間から逃避)しているからであり、「恋愛」という観念にこだわるのは、現実には充たされない壁や否定的現実に対して、「理想」の現実を勝手にでっちあげて、そこに逃避するから、といった具合です。(少女漫画やゲームに嵌る子供が、仲間になかなか馴染めない逃避的性向の強い子供に多いのは言うまでもないでしょう。)

なぜ、+幻想回路が現実捨象(or逃避)のベクトル上に形成されるのか?という理由が、自我回路を基にしているからであるという理由です。

>問題は、周りから与えられた期待や評価を(頭の中の充足イメージとの対立から)不満視or否定視した場合です。その時はじめて評価(≒共認)捨象・自己陶酔の自我(回路)が形成されます。(2662

自我回路は、現実に与えられた期待や評価に対する不満視or否定視から形成されるものであり、始めから現実否定に根ざしています。しかし、現実世界全体を否定してしまっては生きてゆけません(全部否定しまうと発狂してしまいます)。そこで、己にとって都合の悪い一部の現実を否定し、不満や不安から逃れるために、都合のよい自己陶酔の世界に逃避したのが自我回路というわけです。そもそも自我回路が、現実否定⇒現実捨象(or逃避)のために形成されたものであるが故に、自我回路は、その思考のベクトルをさらに正当化し、美化してくれる+幻想観念回路に収束して固まってしまうという必然性を持っているのではないかと思います。

しかし、ここで考える必要があるのは、+幻想観念は、そもそも現実捨象(or逃避)のためにつくられた観念であり、全く現実の役に立たないという点です。(そればかりか、+幻想観念に嵌れば嵌るほど、精神的におかしくなり、最後は狂ってしまうという点です。)自我回路が生み出す観念は、共認回路が現実直視⇒事実観念に収束してゆく構造にあるのと、全く正反対の構造にあることに気づく必要があると思います。


 
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