学者とマスコミはグルで頭脳支配
92780 西洋文明を見ても探している「答え」は見つからない。
 
松下直城 ( 42 大阪 塾講師 ) 05/06/16 PM01 【印刷用へ
>欧米人の思想の根底にある人間中心主義とは 、けっして、人類一般を対象としたものではありません。あらゆる中心になるものは、もともとはキリスト教徒たるヨーロッパ人に限られます。

 確かにヨーロッパの人間中心主義というのが、階層社会を前提としているのは、いろいろと挙げられている事例からも頷けます。彼らが非ヨーロッパ、非キリスト教徒を異端視どころか人間扱いしてこなかったのは、例えばスペインのアメリカ大陸進出の際のインディオの皆殺しやらの話を聞くとその精神性に符合します。

 一方で日本社会はというと、唯一成功している社会主義国と言われるほどの無階層の社会。

 ところが、一般的なイメージは、自由で平等な欧米社会では、誰だって努力と才能次第で裸一貫からアメリカンドリームを手に入れられるように幻想化され、方や日本にはどうしようもない差別が残存しており、生まれが違えば私権制度の枠の中で勝ち上がるのは不可能のような思い込みがあるようです。

 それもこれも、教育の賜物かと思うと薄ら寒さを覚えます。
 つまり、近代以降の西洋文化の受け入れから徹底した欧米化が進行し、戦後教育においてそれは加速し、欧米こそ先進国であって、何かあれば、欧米を見て手本にするような。

 実現論2_2_01から『私権文明を問い直す(東洋と西洋)』を改めて読み直すと、これではますます、日本人の持つ本源集団性や本源共認本源性、縄文人的精神基盤といったものからと遠ざかるようで危機感みたいなものが募ります。

 現代に生きる我々自身がすでに、近代思想の支配共認の中で染め上げられたアタマでものごとを捉えてしまうといった弊害を自覚し、固定観念を捨てなければ事実すら見誤りかねないこと、そしてまだまだこれからの子ども達には狂った教育が施されないようしっかりと関わっていかなければ、ということを強く感じました。
 
  List
  この記事は 21959 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_92780
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp