否定脳(旧観念)からの脱却
92171 幼児を見ていて
 
矢野悟 ( 23 高知 会社員 ) 05/06/06 PM02 【印刷用へ
>よく育児書などを見ると、2歳児くらいの段階で、なんでも「自分でする!」と言い始める時期を自我の芽生えとして“自己主張”が発現する時期と言っています。しかし、上記のように『共認の確立』の過程ということで捉えると、「自分でする!」と言い出すことは、親のすることを意識的に模倣し、評価を得て充足する行為と捉えられます。必ず、「自分でする!」(やってみる)〜「見て!見て!」という課題を設定→共認し、「(自分でできて)すごい?」という確認行為により行動の評価を受けて充足を得ようとしているだけで、自分のやりたいことを“主張”して、“要求”を通そうなどとは微塵も考えていないのだと思います。(66790 佐藤さん)

 もうすぐ2歳になる娘がいますが、確かに心当たりがあります。親が何かやっているのを見て、手伝いをしようとして失敗しながらも、ほめられるときゃっきゃと喜んでいます。そこには佐藤さんの言うとおり、自分のやりたいことをやるんだという意識は感じられません。

 真似をすることは当り前。実際、幼児向けのテレビ番組でも、真似をすることがテーマになっているものが多いです。真似をすることが悪いことなんだ、という意識はまったく感じられない。何事も真似をしようとしたり、あるいは真似をしているうちにいつの間にかできるようになっていくんだな、というのが幼児を見ていての感想です。

 ところが、小学校あたりになるといつのまにか、「自分で考えなさい」「人の真似をしてはいけません」になってしまう。確かに考えるのは大事ですが、まずはその前段階である「真似して吸収する」ことの重要さには目が向かっていない。

>『共認の確立』という概念で捉えると、様々な問題現象も、「ではその共認内容はどんなだったか?」と思考をどんどん対象に向けることができ、行動の正邪判断もその突破口も見えてきます(同上)

>小学生の子供であっても、仲間関係を基盤に課題・役割を共認して活動すれば、これほど真剣に活力を持って課題に取り組むことができる(91977 小西さん)

考えること、これは間違いなく必要です。しかし、思考の方向は周りに向けなければ、「自分ひとり」で考えてもうまくいかない。そのためには、前提となる「周りに同化する」「真似して吸収する」という部分を飛ばしてはありえないのではないかと思います。
 
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