国家の支配構造と私権原理
90634 新しい社会の誕生へ
 
琵琶湖 ( 44 大阪 ) 05/05/13 PM02 【印刷用へ
 武力支配とはまさしく力による支配であり、絶対的な序列共認が働いている支配体制といえます。貧富の差が明確に規定され、富あるものが貧しいものを支配していく、逆にいえば、貧しいものは富めるものに依存しなければ生きていけない、という生存圧力が強烈に働かざるをえない状況とも言えます。

>武力支配の国家では、性闘争→私権闘争を止揚した力の序列共認⇒身分制度の共認が、生産と消費の、その分担と分配の仕組み・在り様を決定している。即ち、武力を奪われた被支配階級がもっぱら働かされ、力を占有する支配階級がその生産物(富)を一方的に収奪し、消費するという仕組みである。(30554)

 当然解脱に働くのはまさしくこの支配階級であり、消費=浪費するのもまたこの支配階級だといえます。

私権社会では、最終目的たる「遊び暮らせる身分」を保障された消費・遊興階級こそが最終的な勝利階級であるが、その様な身分を手に入れる道は二つある。占有権力に基づく国家共認によって保障された身分(貴族や官吏や僧侶・学者や地主・資産家)と、性権力に基づく男女共認によって保障された身分(女と子供)である。(実現論2_4_05)

 このどちらの道を選んだとしても、その先にあるのは、私権を獲得してしまった状況から来る活力衰退へとしか繋がらず今はこうした古いしがらみをも超越する社会の出現であり、その意味では新たな国家の再生ともいえます。そして、その担い手が権力者ではなく(彼らは決して今の座を手放そうとはしない)、我々にあるとすれば活力を再生することは十分可能な状況が生まれたといえます。
 
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8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
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