共認心理学:現代の精神病理
90121 自我回路
 
井上翠 ( 23 兵庫 アシスタント ) 05/05/06 AM01 【印刷用へ
自我回路について、再考してみた。

>真猿が仲間の期待(課題や役割)に応えようとする際(雌が首雄の期待に応えようとする際も同じですが)、まず頭の中に充足イメージ(応合のイメージ)を描き、それを活力源とも先導力ともして、応合行動をとっています。
(2662)

期待に応えたい! 
→期待に応えられたときの成功(充足)イメージを頭の中に思い描く。

きっと、こうすれば相手(みんな)は喜んでくれる。
いや、この方がいいかも。
あれこれイメージして、その通りになるように努力する。

このとき、「相手」「みんな」の姿が常に頭の中にある。
共認回路はフル稼働。

>充足イメージの大部分は過去の体験記憶を元にしていますが、(中略)一部は願望=幻想です。

充足イメージの一部は、願望=幻想。

「こうなればいいのになぁ」
「きっと、こうなるはずだ」
「みんなは喜んでくれるに違いない!」というところまで行き着く。

最初はみんなが喜んでくれる姿をイメージして行動していたのに、
いつしか、相手(みんな)の姿は頭から消えてしまっている。

そこにあるのは「みんなの姿」ではなく、「自分の理想」。

結果としてみんなから「自分の理想」通りの評価を得られなかった場合、
「自分は」こんなにみんなのことを想って努力したのに、
どうして認められないの?分かってくれないの?という思考に向かう。

「自分は」みんなのことを思って努力したんだ。
「自分は」悪くない!認めてくれない相手が悪いんだ!

「自分は」という主語だけが一人歩き。
自己正当化・他者否定。自我

期待に応えたい一心で、共認回路をフル稼働させていたはずなのに・・・

自分(と特定の相手)に対する評価だけは、認めたくない?
改めて、身勝手な回路だなぁと思った。
 
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