否定脳(旧観念)からの脱却
89299 出口を塞ぐ固定観念の中心は個人主義思想では。
 
原田昭雄 ( 50 埼玉 会社員 ) 05/04/21 PM10 【印刷用へ
 新しい可能性(出口)を塞いでいる固定観念。その中心にある個人主義思想、その周りを更に幾重にも取り巻く固定観念群。つまり、個人の行為に対する束縛を認めない『自由』、個人が生まれながら持っている権利としての『人権』や『平等』という観念群である。旧観念社会の秩序が崩壊してもなお残り続け、新しい時代への自在な思考の妨げとなっている。更に不幸なことに、個人の人権やプライバシーの保護を目的とする正体不明の法制度が構築されようとしている。

 なんとなく自由や(男女)平等の胡散臭さを思いながらも現状を突破出来ないのは何でだろう。『みんな仲良く』も個人に対する尊重が妨げとなって、『みんなでいっしょに・・・・・・しよう。』にならない。なんとなく『男と女は違う』と思っても、『本質的な部分でお互いの役割を認め合う』までに至らない。学校は社会へと子供が羽ばたく大切な場なのに、個人主義思想に浸かった親たちは、『行きたくなかったら、無理しなくていいのよ』となる。旧観念社会の崩壊によって人々の社会的繋がりが断ち切られた結果、実は居心地の良い個人主義思想(=自我)の世界に留まっている状況が現在の社会閉塞と言えるのではないか。

 みんなのためになる仕事を探すためにフリーターやNEETに甘んじている若者たちから、退職後のボランティアやサークル活動に生きがいを求める中高年に至るまで、一見、本源収束のベクトルを感じる部分もあるが、多くの人々は個人主義思想に自閉しているのではないか。本源的という共感程度では根強い固定観念を突破する力になり得ない。頭の中に巣食った旧観念を全否定し、そこに現実に直結する皆の新しい共認観念を構築していくことが、如何に必要か、如何にポテンシャルの高い行為なのかと言うことを改めて認識したい。
 
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