古代市場と近代市場
89123 貧困における日本と諸外国の相違とその問題
 
小林有吾 ( 25 東京 会社員 ) 05/04/18 PM11 【印刷用へ
>人類は、私権時代を通じて約3千年(最長5千年)もの時間を費やして、飢えという生存圧力を克服してきた訳である。
と同時に、貧困が消滅したことによって一気に私権闘争の圧力が衰弱し(従って活力が全面的に衰弱し)、もはや生存圧力を背景とした私権闘争に基づく国家や市場では、社会を統合できないことが明らかになってきた。30281

 貧困について、日本の中で考えた時と、地球規模で考えた時に明らかな相違が見られると思います。
 日本について考えると、総中流階級といわれるように貧困は、消滅したでしょう。実際、私も貧困という言葉にピンと来ることがありません。しかしながら、諸外国(先進国も含め)には、まだまだ貧富の差は激しく、貧困という言葉が実感として残っているように感じています。もともとの日本の風土が共認機能を発達させやすい風土では、ありましたが、このことが、日本は、現時点で、共認を基盤とした社会を形成しうる唯一の国だと思います。
 貧困が消滅したのはまぎれもなく産業革命を代表とした技術の発達であり、近代思想の生み出したものであります。しかしながらその背景には、他国の資源をむさぼったという事実があります。豊かになった背景には、他国を蹴落とすという事実が存在したわけです。
 技術が発達して、豊かになった結果、日本では農業生産が減少し、食料自給率が40%前半と他国に頼っている現実に直面しています。実際に、どこで食料を買っても日本産のものは、少ないと感じています。
 私が、一番不安に感じていることは、この先、諸外国においても貧圧力が弱まるにつれて、「豊かになる」=「第一次産業からの撤退」という構造をどう変えていけるか。ということです。
 現在東南アジアなどでは、大規模な開発が進められていますが、都市集中が日本以上に急速に進んでいる減少です。その先には、日本のような農業の衰退を予想してしまいます。
 確かに、現在の日本では、教育やグリーンツーリズム等で新しい農のあり方が模索されておりますが、それも諸外国の農生産に頼っているという事実のもとで行われていることです。
 この先、共認社会と農業(それのネットワーク)の再生(生産ということをテーマとした農)という事は、切っても切り離せない関係にあるのではないかと感じています。この事を考えないと、日本の中においても、地球規模においても貧困の圧力への逆行という事が考えられるのではないでしょうか。


 
 





 
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