心の本体=共認機能の形成過程
89001 充足イメージと応合活力
 
森政子 ( 30代 愛媛 広報 ) 05/04/16 PM11 【印刷用へ
>真猿が仲間の期待(課題や役割)に応えようとする際(雌が首雄の期待に応えようとする際も同じですが)、まず頭の中に充足イメージ(応合のイメージ)を描き、それを活力源とも先導力ともして、応合行動をとっています。<(四方さん)

 真猿時代に作られた共認回路・自我回路は、人類にも塗り重ねられているから、これは現代の人類にもあてはまる構造。ということは、充足イメージが貧弱ならば、応合する活力も出ないし、ましてや期待することなんてできない。そう考えると、現代の期待封鎖の若者たちには、幼児期のスキンシップ不足→充足イメージの貧弱さが強く刻印されていて、それ以前の世代に比べて、絶対的なハンディを背負っているのではないかと思った。

>この充足イメージの大部分は過去の体験記憶を元にしていますが、その記憶には自分の体験だけでなく、仲間たちの体験も含まれています。更に一部は願望=幻想です。とりわけ、−捨象・+収束のドーパミン回路によって描かれた評価の充足イメージは、幻想性が強くなります。<(同上)

 若者の仲間収束が顕著になってきた90年代。その世代の幼児期は、子育ての方法が、祖父母世代も含めた村落共同体的な方法から、核家族による新しい価値観での子育て(個性・自立第一)へと変わってきた時期と重なる。そんな中で育った若者の仲間収束は、自らの貧弱な充足体験を仲間同士の体験記憶で補い合い、さらには仲間充足によって、みんなの持つ充足イメージそのものを強くする過程でもあったのかもしれないと思う。

 90年代前半の若者世代は、まだまだ自我も残存していて、プラス幻想が邪魔をする部分もあったけれど、その後の自分からみんなへ転換した若者世代は、充足体験を共有することで、真っ先に活力を再生できる可能性が高いのではないだろうか。まずは充足体験を積むこと。充足を求めていることを認識すること・発信すること。真猿の脳回路からなんで屋露店まで、ひとつに繋がった気がします。
 
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