次代の活力源は?
88886 「集団に入ったのではなく社会に出たのだ」という色褪せない認識
 
松下直城 ( 42 大阪 塾講師 ) 05/04/15 PM01 【印刷用へ
 農業生産時代から市場社会へと移行するなかで悉く解体されてきた共同体というしくみ、つまり生活全てを包摂する集団が最早ほとんど存在していないという点において、市場社会の集団が「カタワ」というのは的を得た表現40425と言える。

 今や「自由」の名の下に、多種多様な複数の集団に所属する人々が多いが、「集団」として見た場合どれをとっても生産から生殖までをすべて包摂しているなんてありえない。

 そんなとき、『本当は、「集団」に入ったのではなく、社会に出たのだ40426』というのは、もう何年も前に触れた認識なのに、全然廃れていないと思った。

 ウチの会社にも春になって新しい仲間が入り、彼らはそれこそ意欲に燃えて仕事に向かう、早くみんな(仲間)の力になりたいと、新しく自分が仲間入りした「集団」に馴染もうとする様子が見て取れる。だけどそれとは別の意識が確かに窺える。
 それは潜在的であれ、顕在的であれ、みんな外向収束の流れにあるということ。

 一集団の成員がその集団のためだけに活動しているのならば、そしてそれを集団として強要してしまうとすれば、意欲に燃える彼ら新人達の活力もやがて萎えていき、生き肝を抜かれたような毎日となってしまうだろう。

 この度新たに集団に入りながらも、その枠を超えて「社会」を見据える彼らに頼もしさを感じる。
 



 
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