共認心理学:現代の精神病理
88808 次代に必要な共認
 
マー ( 47 大阪 ) 05/04/14 PM01 【印刷用へ
>ここでは共認機能の弱点or欠陥について触れておかなければなりません。共認機能は決して完璧ではなく、それは必然的に自己の破壊回路を生み出して終うのです。

課題共認・評価共認・役割共認など、共認と名の付くところ全てにおいて自我が派生します。改めて自我は共認回路が生み出した鬼っ子であることが認識できます。

また、ここでもう一つ気が付いたことは、本来共認そのものは集団に向かっていることが前提になりますが、自我が派生する時、必ずといっていいほど内(自分)に向かってしまっているという事です。

>人格の形成は、母子や仲間との親和充足体験=期待・応合回路の形成をもって始まります。そして、期待・応合回路が発達してゆくにつれて、その先に課題共認や役割共認や規範共認あるいは評価共認etcの共認回路が形成されてゆきます。それに伴って、周りのそれら様々な共認内容に対する否定を源泉とする自我回路が形成され始めるのです。共認の敵対物たる自我は、その後しばしば凶暴な他者否定・自己正当化の相貌を露わにします。それに対して、親和共認や役割共認や規範共認etcの共認回路が自我回路を制御(一部は封印)することによって、人格は成長してゆきます。

私権が衰弱し人々の意識の中から、私権に対する評価欠乏も少しは縮小し始めているようにも感じますが、現代においてまだまだ「個」に収束する流れは強いように思います。自分という観念が自我を派生させる根本原因となるとすれば、ここで、提示されている親和共認という視点はこれからの時代において派生する自我を制御する特効薬のように感じています。

 
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