収束不全:やりたいことが見つからない
88703 観念探索の背後に不全の共認が広がっている
 
佐藤祥司 ( 42 北海道 建築士 ) 05/04/12 AM00 【印刷用へ
最近露店でカードの言葉に惹かれて訪れる人が多くなってきました。新居に飾る言葉として「みんなの期待に応えて闘うのが男」を買っていった若者や、“同一視”や“同化収束”という言葉が気になってその言葉の意味を聞いていく若者、或いは、場のおもしろさもさることながら、どうしたら(そのような)答えを導き出せるかに興味を持ち、なんでや劇場に是非参加したいと希望する若者にもつい最近出会いました。

この傾向は>言葉よりも仲間(共認orつながり・広がり)の方が引力が強い(25431)という3年前の意識状況からの大きな変化と捉えられます。
一旦、仲間には収束したのだけれど、結局中身(課題)のない>「表層的な仲間空間は、もう嫌だ」という意識(88296)から>“脱仲間”(66043)に向かいつつある段階に至っているのではないかと思います。そして徐々に>充足基調から探索基調への転換(71820)が顕在化してきていることは、先の言葉(=観念)に惹かれる若者が増えてきていることにつながります。

この探索基調は、生物史始まって以来の収束不全を原動力にしており、しかも、その不全は集団を超えた社会不全、つまり観念を必要とする地平にある(18572)ことから、必然的に観念収束を強める方向に向かうのだと思います。しかし、旧観念支配で出口が塞がれているという状況は、不全対象を全く捉えられないという意味で、(同類闘争圧力という不全対象が明確であった原猿の状況とは異なり、)まずは不全状況を対象化(=観念化)しなくてはならないという壁が存在します。

その意味では、行動指針・規範(課題)としてのカードの言葉や「必要とされたい」(msg: 87925)という役割欠乏も、>“手応え欠乏”(88075)としての評価欠乏も、実は、不全の共認を足掛かりとして、課題共認⇒役割共認⇒評価共認という一連の収束構造に立脚したものでないとならないということになります。やはり、目先では答えにならないのです。

『新しい潮流』シリーズの投稿で、“答え=実現回路” や“答え=構造認識”と書かれている理由はそこにあるのだと思います。

そこから思い当たるのは、言葉の意味を問うのも、答えの背後を探るのも、また、最近増え続けている“悩み相談”も、不全(構造)の共認に意識が移行しつつあるのではないかと言うことです。そうだとすると、このことは、観念探索に向かう実現基盤となりうるのではないかということです。やはり、先日なんでや劇場でいわれていた“悩んでいる人こそ可能性がある”ということになるのだと思います。
 
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