私権原理から共認原理への大転換
88497 全く新しい生存可能性の探索
 
大森義也 ( 38 広島 建築設計 ) 05/04/07 PM02 【印刷用へ
>この『必要か否か』という判断機能は、存在(本能・共認・観念)を貫く、極めて基底的な地平にある判断機能である。あるいは、全ての生物に備わっている不可欠の生存機能であると云っても良い。(33995

「必要か否か」という判断機能は、生物にとって、生存できるかどうかの命綱であり、その積み重ねによって生存可能性を探索していることになる。

人類はこの3000年間を通じて、私権原理を通して必要か否かを判断していくようになっていった。
私権原理を追共認し、私権原理を羅針盤に生き抜いてきた。生きるか死ぬかは、その判断(の積み重ね)によって決定されてきた。

ゆえに、1970年に貧困が消滅し、生存圧力から解放されて以来、どんな人でも、私権原理を尺度とした必要か否かの判断には違和感を感じるようになってきた。
しかし、社会システムが古いままなので、違和感を引きずりながらも、なんとか現在までやり過ごしてきたのである。

が、違和感の蓄積はここにきて飽和状態を迎え、人々は新たな判断機能を渇望し始めている。
違和感を引きずり、蓄積させたまま、生活し続けても、“生きている”という実感や充足は全く得られないのだ。
つまり、従来とは全く異なる位相での生存可能性を探索しはじめているといえるだろう。

・自分って何?
・生きるって何?
・私って必要とされてるの?

などの露店での問いは、一見自分の中を探索しているように見えるし、ちょっと話しただけだとそう思い込んでしまうケースは多い。
が、じっくり反応を探っていくと、探しても探しても出口が見えない、一向に共認原理に変わっていかない社会に対しての焦燥と諦観が浮き彫りになってくる。

彼らが本心で求めているのは、私権原理から共認原理への大転換であり、それを可能にする(または可能性を感じさせ、一緒にやっていこうと実感できる)答えではないか。
もっと具体的に言うと、「共認原理に基づいた必要か否かの判断基準」であり、「みんなに必要と判断された役割」ということになるだろう。
 
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10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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