共認心理学:現代の精神病理
88205 反抗期のない若者が増えている
 
田原康夫 ( 48 広島 会社員 ) 05/03/31 PM11 【印刷用へ
>これらの時期はちょうど幼稚園、中学校(小学校)への進学する時期と一致します。当然子供の意識としては、新たな仲間との共認が第1義的な価値を持ちます。閉塞した一対婚家庭の中での共認内容とは相容れない部分が多数存在し、引力は“仲間”にあるので、親(の価値観)との対立が起こるのも必然です。一対婚家庭という狭い世界から見れば、“自己”の確立に写りますが、仲間世界から見ればあくまで“共認”の確立(の過程)でしかありません。<


共認の確立という視点から見れば、母親=家庭⇒仲間⇒みんな(=社会)へとその対象が拡がっていくことこそが成長するということであり、その過程での一対婚家庭での親との対立はある意味、必然でありむしろ健全であると捉らえられます。

その「反抗期」=「共認の確立過程」のない若者が増えているらしいということがとても気になります。

家庭は増々閉塞していっており、若者はより仲間に収束してきました。
そして現在反抗期のない若者が増えているというのは一見矛盾しているように見えます。
何故なのでしょうか。
現在の若者の多くは団塊世代の親に育てられた世代です。
その母親の自我発⇒親和欠損⇒母親との密室空間⇒親だけへの同化収束期待封鎖がより進行していることがその第一原因ではないでしょうか。

乳児期の親和欠損が人との基礎的親和関係を阻害します。それは母親との関係も同じですが、母親だけとの密室空間(それでも生きるうえで母親だけに頼るしかない)という状況が母親だけに同化していくといことになります。しかし本当に親和や評価を受けて育ってこなかったということで表層では素直だけど、心のなかでは母親始め仲間にも期待(充足)できないという期待封鎖に陥ります。
仲間にも収束できないから親に収束するしかないというのが「反抗期」のない若者が増えている原因と思われますが、これがるいネットで議論されている無難収束や目先収束そのものです。
どう見てもそこからは可能性は見えてこないばかりか、現在ニートや不登校児が急増している原因ともリンクしている由々しき現象だと思います。
 
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