学者とマスコミはグルで頭脳支配
87419 NPO:他国の真似をすれば答えから遠ざかるばかり
 
村上祥典 ( 40歳代 島根 電気設計 ) 05/03/15 PM11 【印刷用へ
NPOの設立数は、ここ数年で増加し続け、そろそろ淘汰・整理の時代に入り始めています。内閣府でもNPOの評価方法をつくるなど、拡散し目的が見失われていく状況に対して、本来の各NPOの設立目的・意義を再度問い直し、民間からの寄付をしやすくするための動きがあります。

しかし、本来、他国から輸入したNPO手法をどう評価したらよいのか?その評価方法もアメリカの評価手法を参考としているようです。これでいいのだろうか?問題は解決するのか?と根本的な疑問が残ります。

日本の現在のガタガタ状況は、誰もが何とかしたいと思っています。しかし、その答えがなく、日本は目先のアメリカ手法に飛びついてきました。これは、環境問題の中で良く議論される「環境税」についても同様です。答えがないために他国の手法を輸入し解決しよとする案です。役人は誇らしげにこの案を発信します。しかし、これらは基本的には観念捨象からくる思考停止に陥り、答えがない(答えをだす場も理論もない)ので目先の他国の手法に飛びついただけにすぎないのだと思います。

日本の現在のガタガタ状況を分析してみると、全ては村落共同体が解体され、そこで吸収できなくなった、子育て育成、男女関係、悩み、老人介護、社会教育、まちづくり、環境維持、災害救援、地域安全等が噴き出して社会問題として表れています。

NPOでもこれらの問題に取り組んでいますが、しかしその姿勢は、
>もともとこの社会(市場社会)は、近代思想(恋愛・自由・個人・人権etc)に導かれて成長してきた。その同じ思想に立脚して、体制を転換させることなど出来る訳がない。にも拘らず、(新しい思想を構築しようとはしないで)「運動」を存続させようとすれば、身近で具体的な運動目標を結集軸にするしかなく、(もともとが体制と同じ思想に立脚しているので)身近な運動目標に埋没すればするほど体制に絡め取られて、体制の補完物になってゆく。<9050

にあるように、近代思想をもとに他国から輸入した手法に飛びつき解決しようとしても、村落共同体とは180度逆の私権体制・制度に絡め取られていくのは明らかです。いつまでたっても答えはでないでしょう。

こう考えれば、今成すべきことは「共同体再生」であることは明確です。これが一つの答えであり評価の軸でもあります。またその中心をなすのが、村落共同体にあったように、みんなで考え答えをつくり出していく「共認の場」をつくっていくことです。そして、その共認の場で、みんなで新しい思想(構造理論)を構築して行くことです。

他国のまねをすれば答えから遠ざかるばかりであり、答えはすぐ近くにあるのだと思います。後は、共認の場を広げ、思考を再生していく活動に参加すればよいのでしょう。
 
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