恋愛って、何?結婚って、何?
87130 「ひと安心」から共認充足へ
 
山田孝治 ( 31 東京 デザイナー ) 05/03/10 PM10 【印刷用へ
確かに恋愛感情の頂点では、「あなたにだけは心を開きだせる、そしてすべてを受け容れてもらえる」という安心感・充足感に近いものが得られるのかもしれません。しかしここには大きなゴマカシがあります。(40030

確かに、恋愛幻想の根底に、「心を開ける相手の獲得」と言うのがあり、だから「素晴らしきかな恋愛」という観念が今なお根深いのだと思います。
豊かさが実現し、みんなが共認充足を渇望している今、「心を開ける」ことが何よりの充足という想いは、潜在的にみんなの中にあります。
現代の恋愛至上主義もまた「恋愛」をして「至高の共認関係」としているのだと思います。

これはまた一方で「たった一人の異性」だけにしか心を開けない、という事を意味しています。或いはたった一人にしか心を開くな!という束縛とも取れます。

しかし実際は正反対で、恋人よりも友達や、それこそ何のしがらみも無いなんで屋なんかの方がよっぽど心を開ける、充足出来る、と言うのが本当のところだと思います。そして「たった一人」より「みんな」との共認充足を求めています。

過去、例えばバブルの頃など、(私は高校生でしたが…)恋愛至上の思いの中に安心感、充足感といった感覚がある一方で、達成感、優越感といったものがあったと思います。
露骨な優越感は無かったにしても、「彼女がいない」という事には劣等感を抱く、そんな時代でした。

そうした自分発の感覚の中で求めている安心感は、本来の共認充足では無くむしろ「独占できてひと安心」と言う安心感でした。

露店でみんなの意識を聞いていて思うのですが、
今、男女関係に求めている感覚は優越感、達成感などで無く、圧倒的に安心感だと思います。
それは「独占出来てひと安心」と言う安心感でなく、まさに心の交歓、共認充足を求めています。

一方、まだまだ観念の上で旧来の独占関係に基づく恋愛感は色濃く残っています。

先日、露店で若い女性と恋愛の話をしていて感じたのですが、恋愛に求めるのは安心感、しかしそれがみんな発の共認充足なのか自分発の「ひと安心」なのか、こんがらがっている様です。

「独占」という旧い価値観にはもう可能性が無い事、そこから得られるのはせいぜい目先のひと安心くらい。
本当に求めているのは共認充足、といった事を整理して、
本当に求めている充足感は何か、そしてそれはどこから来るのか感じ取る、それが一対にも縛られないし性捨象もしない、「充たし合う男女関係」への第一歩なのだと思います。

 
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7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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