学者とマスコミはグルで頭脳支配
86703 既成の運動の実態を直視する
 
関英治 ( 33 千葉 不動産 ) 05/03/03 PM09 【印刷用へ
>(新しい思想を構築しようとはしないで)「運動」を存続させようとすれば、身近で具体的な運動目標を結集軸にするしかなく、(もともとが体制と同じ思想に立脚しているので)身近な運動目標に埋没すればするほど体制に絡め取られて、体制の補完物になってゆく。つまり、各運動団体は、今や夫々に体制の部分部分の穴埋め補修の役割を担うことによってかろうじて存続しているだけ(9050

例えば、「弱者を守る」とか「環境を守る」という言説に反対することは、容易ではない。逆にいえば、人々に訴えやすい内容ということである。社会で弱い立場にある一部分の方々や、障害をもった人々を捕まえて、彼らを「守る」とか「人権を回復する」というような形で集結・結束していく。

そして、そのような結束の中から「圧力団体」となり、自らの運動や要求を実現するために圧力をかけていく。と、同時に自らの満足、つまりは、自我充足を貪っていく・・・

>社会変革と云いながら、社会の構造については(あるべき社会の空想図以外)殆ど何も考えていない(注:これも古代以来の現実否定⇒現実捨象の倒錯思考の故である)。そこにあるのは、単に自らの欺瞞観念の出口を塞いでいる身分制度や資本制度を破壊せよという要求だけである。つまり、単に自分に都合の良い要求をつきつけることを、「社会を変えよう」という言葉にスリ代えただけである。(20055

反対や否定するのであれば、代替案や事例を出さなくてはいけない。しかし、各運動団体は否定を繰り返すだけ。例えば、環境問題であれば、目先収束的にごみ拾いをしようとか、よくても、牧歌的な未開民族の生活事例や数世代前の村落共同体・農村を引き合いに出し、そのレベルに戻ろうと提案するのが精一杯である。

>もともとこの社会(市場社会)は、近代思想(恋愛・自由・個人・人権etc)に導かれて成長してきた。その同じ思想に立脚して、体制を転換させることなど出来る訳がない。にも拘らず、(新しい思想を構築しようとはしないで)「運動」を存続させようとすれば、身近で具体的な運動目標を結集軸にするしかなく、(もともとが体制と同じ思想に立脚しているので)身近な運動目標に埋没すればするほど体制に絡め取られて、体制の補完物になってゆく。(9050

これでは、「社会のため」「人のため」というのではなく、「自分たちのための」運動であり、「運動のための」運動である。「運動」が自己目的化した状況なのである。

従って、例えば、環境問題にしても、環境が良くなって問題が解決してしまえば、彼らの運動はその大義名分と存在意義を失う。皮肉的な言い方かもしれないが、彼らの行っている「運動のための運動」は必要ないのである。

とすれば、「自分のために運動」する彼らが、問題の解決に真剣に取り組んでいるかは、甚だ怪しいことになるし、旧観念の延命を図っていることはより確実となる。二重の意味で犯罪的なのである。

たとえ、その姿が真剣であったとしても、方向ベクトルの間違いという大きな誤りは取り返しがつかないのである。彼ら既成の運動の犯している罪の大きさは、必ずしも小さくない。

この事実をしかと直視したい。


 
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